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日本工業経済新聞社(茨城)
2012/12/01

【茨城】つくば市 消防庁舎建設事業 工事は来年度から2カ年

 つくば市消防総務課は、消防本部および中央消防署が入る消防庁舎の老朽化に伴い、新庁舎をつくば市役所敷地内に移転改築する。現在は桂設計・のあ設計特定設計・監理JVで実施設計の策定を進めており、年度内にはまとまる見通し。来年度から2カ年で建設工事を実施。早ければ2014年度内の供用開始を目指す。
 消防本部・中央消防署は、春日1−9に立地。消防本部は、1990年築のRC造3階建て、延べ床面積705u。中央署は1975年築のRC造2階建て、延べ床面積1654u。
 施設の老朽化および敷地規模の関係などから、移転建て替えを検討。一昨年5月に竣工した市役所敷地内に確保した用地(市役所西側、約1万6000u)に新消防庁舎を建設する。
 昨年にはパシフィックコンサルタンツ梶i東京都多摩市)で、移転整備基本計画をまとめた。基本計画における施設規模は、新庁舎棟がS造3階建て、延べ床面積3700u、内部には16台分の車庫を配する。また敷地内には訓練棟(S造5階建て、延べ床面積300u)と耐震性防火水槽(120t)を整備する。
 工事費は概算で16億5426万5000円。
 現在、桂設計・のあ設計特定設計・監理JVで実施設計の策定を進めているが、施設規模に関しては、基本計画段階から大きな変更はないもよう。本年度内に策定を完了する。
 13・14年度の2カ年で建設工事を行い、順調に進めば14年度内の供用開始を目指す。