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建通新聞社(中部)
2012/12/03

【三重】三重県道路公社 夫婦橋など耐震設計

 三重県道路公社は、伊勢二見鳥羽有料道路の「夫婦橋」など4橋梁を対象にした橋梁耐震補強設計に着手した。2012年度に設計を行い、13年度以降の耐震補強工事に備える。設計担当は南海カツマ(津市)、設計工期は2013年3月25日まで。
 対象の4橋梁は、1994年の同有料道路供用に向けて91年以降、順次建設された橋梁で20年近くが経過している。このうち規模が最も大きい「夫婦橋」は、二見料金所を渡った先の二見ジャンクションにつながる橋梁で、五十鈴川派川に架かる。橋長は50・9b、幅員約8・7b。ポストテンションPC単純T桁橋。2径間。橋脚は逆T張出式1基。橋台は、重力式と逆T式。基礎は直接基礎。91年3月完成。所在地は、伊勢市朝熊町鴨谷、二見町三津。また同橋の南側で道路を跨ぐ「鴨谷橋」は、橋長16・9b、幅員約9・2b。プレテンションPC単純T桁橋。1径間。橋台は逆T式。92年5月完成。所在地は、伊勢市朝熊町鴨谷。
 サンアリーナインターチェンジの「昼河橋」は、橋長18・8b、幅員約9・2b。プレテンションPC単純T桁橋。1径間。橋台は逆T式。93年10月完成。所在地は、伊勢市朝熊町昼河。また、同橋の伊勢側で市道を渡る「扖ケ口橋」は橋長30b、幅員約11b。単純非合成鈑桁橋。1径間。橋台は逆T式。93年10月完成。所在地は、伊勢市朝熊町岩田。
 調査・設計は、各橋梁のデータを基に、落橋防止システムの構成検討、詳細設計。また夫婦橋の橋脚については、道路橋示方書に基づき、補強工法、施工方法の検討、図面をまとめる。
 工事の優先順位などは設計の成果を踏まえ、予算状況をみながら検討する考えだ。
 伊勢二見鳥羽ラインは、伊勢市朝熊町〜楠部を結ぶ路線で全延長10・4`。このうち、伊勢二見鳥羽有料道路区間は3・7`。94年6月に供用開始した。構造物は今回耐震化を進める4カ所の橋梁、また2カ所のトンネルがある。

提供:建通新聞社