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日本工業経済新聞社(茨城)
2012/12/08

【茨城】県住宅課 水戸NTの土地利用計画見直しを

 県土木部住宅課は、県住宅供給公社の破産で残地整理が進む水戸ニュータウン(水戸市藤が原、水戸NT)について、都市計画の変更を視野に土地利用計画の見直しを検討している。このほど潟~カミ(水戸市河和田町)へ見直し案などの策定を委託した。水戸NT内では、くにうみアセットマネジメント梶i東京都)の子会社によるメガソーラー計画が具体化しており、住環境の保全の観点から見直しを進めるねらいもありそうだ。
 水戸NTは、県住宅供給公社が水戸市藤が原から城里町増井にかけて全体面積135・2haで計画。1991年から土地買収に着手し、2000年から第1期の宅地販売を開始した。
 しかし10年10月に公社が巨額の債務超過に陥り自己破産。水戸NTは当初1200戸が予定されていたが、完成宅地218区画のうち129区画のみ販売(破産時点)。保有地は一部地区外も含め112ha(破産時点)。破産管財人により残地整理が進められている。県では、住民の環境を保全するため、都市計画の観点から土地利用計画の見直しを想定。10月2日に指名競争入札を行い、税抜き415万円でミカミへ業務を委託した。
 この業務では、土地利用計画策定、土地利用計画見直し案の策定、都市計画変更素案の策定を来年3月15日までに進める。
 水戸NT内では、くにうみアセットマネジメント鰍フ子会社「水戸ニュータウン・メガソーラーパーク合同会社」(東京都)が、出力3万2000kWのメガソーラー建設を計画。未造成区域約89haのうち、約50haに約19万枚の太陽光パネルを設置して売電するという。来年3月末までに着工し、2014年3月末までに工事完了の予定。