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日本工業経済新聞社(茨城)
2012/12/14

【茨城】県道路建設課 (仮)新桜橋の建設 今月末に上部工2件公告

 県土木部道路建設課は、(仮)新桜橋(つくば市上野、県道藤沢荒川沖線)の上部工事2件を、今月末にも一般競争入札で公告する予定だ。橋長291mの鋼6径間連続合成床版少数鈑桁橋を建設する予定で、前後の道路整備を先行し、橋脚5基も整備済み。橋台2基は施工中。また上部工事を17カ月で終えた後になるが、床版工事を地元向けに発注する予定だ。詳細設計を八千代エンジニヤリング梶i東京都新宿区)が担当した。
 新桜橋は、公共用として1991年に開港した「つくばヘリポート」の北側に建設予定。この場所は、桜川に架かる桜橋と栄利橋のちょうど中間地点に位置する。
 設計によれば、諸元は橋長291m(支間38・3m+4@52m+42・3m)、有効幅員16m(3・5m+9m+3・5m)。上部工形式が鋼6径間連続合成床版少数鈑桁橋。下部工形式が逆T式橋台と張り出し式橋脚。基礎形式が直接基礎と場所打ち杭(φ1500)。
 県では、筑波大学の前を通る土浦境線(通称・平塚通り)の路線上を東側に進み、つくばテクノパーク桜(工業団地)や、つくばヘリポート前、斗利出小学校前を経由して国道125号まで延伸し、藤沢荒川沖線として整備する計画。すでに橋梁前後の整備が先行して進められている。
 これまでに橋脚5基を3社で施工(飯岡建設鰍ェP1、2、日東エンジニアリング鰍ェP3、叶ト藤建設がP4、5)。さらに、橋台2基を飯岡建設梶iA1)と渇熏H業(A2)で施工している。
 これに続いて上部工事を、今月末にも一般競争入札で公告する。2件に分けて、それぞれ17カ月で整備する。その後、通常の橋梁工事であれば橋面舗装や取付道路工事などが発注されていくが、今回の工事では、床版工事を地元向けに発注する予定。これは鋼板の上に鉄筋を組んだ後、コンクリートを打設するもの。
 床版工事の分離発注については、これまでにも(仮)手這坂高架橋(城里町下圷〜石塚、国道123号)で工区分けにより発注された事例がある。