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日本工業経済新聞社(茨城)
2012/12/18

【茨城】五霞町 業務代行者の募集開始 IC周辺土地区画整理事業

 五霞町建設環境課の五霞IC周辺地区推進室はこのほど、IC周辺地区土地区画整理事業における業務代行者(民間事業者)の募集を開始した。同事業は、江川、幸主、冬木地内の計約38・3haにおいて、総事業費43億2200万円を投じ、2013年度以降に供用開始予定の圏央道五霞ICを軸とした複合的な開発に取り組むもので、業務代行者は、土地区画整理事業の調査設計や工事、関係機関協議などを担う。来年1月31日まで参加意向者を募り、一次審査、二次審査を行い、来年3月29日に代行者を内定する予定。

 事業対象エリアは、五霞町江川、幸主、冬木地区の38・3haで、用途地域は準工業地域。ここに、町の中央を縦貫する新4号国道と交差する形で五霞ICが13年度以降に整備される予定で、町はIC整備に合わせて周年地区の開発計画を進めている。
 開発地区の計画用途は、商業・工業・流通業務などの複合施設で、既存の「道の駅ごか」との連携による経済的振興に期待が掛かっている。
 事業費は、概要によると、町道5号や52号、雨水幹線などのインフラ築造や調査設計など工事費の合計が37億4167万7000円。これに事務費など加えた総事業費は43億2200万円に上る。
 町はこの開発事業を確実、迅速かつ柔軟に進めていくため、豊富な経験とノウハウを持つ民間事業者を業務代行者とするべく、公募型プロポーザルの手続きを今月11日に開始した。
 募集要綱によると、業務代行者の業務は@区画整理組合事務局の運営A区画整理事業の調査設計B区画整理にかかわる工事発注・工事監督C区画整理事業にかかわる工事D区画整理組合設立前にかかわる業務及び組合解散後の業務E区画整理事業区域外との土地利用調整、関係機関との協議・調整Fその他。
 応募資格は、@代表者要件(土地区画整理事業の業務を代行した実績など)A建設業者要件(土木一式工事を含む建設業法の許可を受けて5年以上の営業年数であるなど)Bデベロッパー要件(宅地建物取引業法の免許を受けているなど)C法人要件(地方自治法施行令の規定に該当しないなど)。@からCまですべての要件を満たす法人または共同企業体としている。
 スケジュールでは、13年1月31日まで参加意向書と資格要件に適合することを証明する各種書類を受け付ける。選定委員会がそれを基に2月8日に一次審査を行う。そこで3〜5社程度に絞り、通過者に事業提案書の提出を課す。
 3月26日には二次審査として提案書とプレゼンテーションによるヒアリング審査を実施。「事業の確実性」「事業の効率性」「まちづくりへの影響」などにより評価するという。
 その後、3月26日には代行者を内定。6月に都市計画決定し、13年度内に組合設立と事業認可を予定。そして造成工事から着手して進出企業に分譲していき、1を7年3月までには事業完了させる計画。