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建通新聞社
2012/12/18

【大阪】大阪府東部流域下水道事務所 川俣水みらいセンターなど3水みらいセンターで新エネルギー検討 中央設計技術研究所で調査

 大阪府東部流域下水道事務所は、川俣水みらいセンターなど3水みらいセンターと関連のポンプ場で、小水力発電などの新エネルギー創出を検討する。「寝屋川流域下水道外新エネルギー等活用検討」の名称で、調査を中央設計技術研究所(大阪市北区)に委託し、本年度末までの納期で基本設計を作成。13年度は詳細設計を作成するとともに、実現可能性が確認できれば一部の工事を発注する可能性がある。
 小水力発電を検討するのは、渚水みらいセンター(枚方市渚内野4)、石津中継ポンプ場(寝屋川市石津中町)、川俣水みらいセンター(東大阪市川俣2)。施設内水路の流量を利用したポンプ発電を中心に、水の落差利用なども視野に入れる。
 ヒートポンプ冷暖房は、川俣水みらいセンターと桑才ポンプ場(門真市大字桑才)で検討。冬は外気よりも水温が高く、夏の昼間では外気よりも水温が低いという処理水の特徴を生かして、給湯用・暖房用ヒートポンプの熱源水、冷房用の冷却水としての活用を検討する。
 同事業は、下水道資源を活用した処理場のエネルギー拠点化の一環。14カ所の流域下水処理場を中心に、下水処理水や下水汚泥などの資源を活用して、下水処理場のエネルギー拠点化を図る。
 第1弾として、南部水みらいセンター(泉南市りんくう南浜1)でのリース方式によるメガソーラー発電が決定。東部流域管内には活用できる広い敷地が少ないため、小規模な新エネルギー施設を複数で開発していく見通しだ。