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日本工業経済新聞社(茨城)
2012/12/21

【茨城】県土木部 北浦川緑地の多目的広場 照明など防災機能強化も

 県土木部は、北浦川緑地における新たな多目的広場の整備について、地元取手市などの意向も踏まえ整備内容を検討するとともに、地盤沈下の状況を見定めて工事を進める方針だ。12月定例県議会で、川口政弥議員(自民県政)の一般質問に小野寺誠一土木部長が答えた。また耐震性貯水槽や太陽光発電式の照明を本年度から整備し防災機能を強化する。
 北浦川緑地は、多目的広場やスケートボード場、駐車場など約5・5haが開園している。多目的広場は、普段は自由に利用できるものの、サッカーやグランドゴルフなどで団体が利用する際には、一般が自由に使えるスペースが手狭になっている。
 このため県では、開園エリアに隣接した西側で用地取得が完了している約2・5haのエリアに、サッカーなどにも利用できる多目的広場を増設することとし、昨年度は軟弱地盤対策として地盤の沈下を促すための盛土工事を実施した。
 今後、新たな多目的広場の整備では、地元取手市などの意向も踏まえ、整備内容について検討するとともに、地盤の沈下状況を見定めた上で、工事を進め、早期に開園出来るよう努める。
 また防災機能の強化ついて、本緑地は、県や市の地域防災計画で広域避難場所などに位置付けられていることから、新たに防災機能を強化する施設を整備する。本年度から順次、断水の際に飲料水を供給できる耐震性貯水槽や停電時にも夜間の安全な避難誘導を行うための太陽光発電式照明などを整備していく。