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建通新聞社四国
2012/12/25

【香川】白鳥港松西海岸東地区 護岸工を年明け発注

香川県港湾課は、白鳥港松西海岸(東かがわ市松原)の海岸侵食対策として同海岸東地区で整備を進めており、11月補正で事業費追加となった護岸工整備を年明けに発注する。補正額は2億4500万円で、現在工事が進められている護岸工の延伸となる。概要は水際約600bの護岸の基礎捨石と被覆石を予定し、1件または2件の分割発注を検討している。
 同地区は、2002年度に完成した松西(西)地区約500bの東側にあたる地区で延長800b。西地区は海岸部の構成を養浜として整備したが、東地区は地元漁協からの提案もあり階段式護岸として整備している。 沖合の離岸堤6基はすでに完成しており、12年度から工事用道路や護岸工に着手。現在、両側の護岸基礎工の延長220b(147bと73b)が整備されている。
 事業費が追加されたことにより、事業の推進が図られ、水際の護岸基礎工をすべて完了させ、次年度以降には陸上部分の階段護岸工に整備が移る。
 松西(東)地区の延長は800b。2万3700平方bを埋め立て、護岸用地2万1500平方bと緑地2400平方bを整備する。護岸は階段式護岸とし、階段部と水叩敷を併せた幅は約13b、背後地の飛沫防止帯の幅は12〜22b。緑地部は幅約3bの散策が楽しめる緑地帯として整備される。
 白鳥港松西海岸は、防潮堤前面の砂浜の侵食が進行し、波浪時や強風・台風時など度重なる越波がある他、防潮堤の築造年次が1956年と古く老朽化も進行している。
 松西海岸の東地区西側の西地区の延長495b区間は99年度から02年度で海岸部を養浜として整備した。