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日本工業経済新聞社(茨城)
2012/12/29

【茨城】県道路建設課 オリエンタルが詳細設計 南田気大橋の建設

 県土木部道路建設課は、国道118号袋田バイパス沿いに(仮)南田気大橋(大子町南田気)の建設を計画している。橋長164・2m、有効幅員12・5mの4径間連続鈑桁橋(非合成RC床版)。このほど潟Iリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)で詳細設計がスタートした。この設計を半年ほどで仕上げ、来年度以降の工事発注を目指す。

 国道118号袋田バイパスは、地区間交流の促進や行楽シーズンの渋滞緩和などを目的とした、大子町袋田地内から北田気地内までの延長3・6q、幅員15/6・5mのバイパス。
 1990年度から事業着手し北端の668m(北田気地区)や南端の661m(下津原地区)が供用済み。さらに供用661mの先線である520mが区間内の新昭和橋とともに、ことし6月に供用した。
 今回の南田気大橋は、供用520m区間より北側となる袋田地区に計画。橋長164・2m、有効幅員12・5m(うち車道部6・5m、歩道部2・5m×2)。上部工形式が4径間連続鈑桁橋(非合成RC床版)。下部工形式が逆T式橋台と壁式橋脚で、基礎は地盤が良いため杭を設けず直接基礎となる。
 これらの仕様をもとに詳細設計を進めるため、21日には指名競争入札が執行され、オリエンタルコンサルタンツが税抜き2580万円で落札。設計納期は来年3月15日となっているが、実際には半年ほどかかりそうだ。
 その後、工事予算が計上されれば橋梁下部、上部製作、橋面舗装、取付道路工事などの順序で工事が進められる予定。
 なお、袋田バイパスの全体事業費は77億円で、このうち来年度以降の残事業費は19億4850万円。ただ現実的には40〜50億円が必要となりそうだ。