トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(山梨)
2013/01/10

【山梨】飯田通り改良 来年度一部着工か

 県立甲府城西高前の県道中下条甲府線(飯田通り)の改良事業で県中北建設事務所は、来年度予算に工事費を要望した。用地交渉が進み、来年度着工の可能性が大きくなったためで、まずは同校前100m程度の拡幅から着手する方針だ。
 同事業は県道の拡幅及び線形を改良をする内容。あわせて荒川に架かる「長松寺橋」の架け替えも行う。事業区間は、沿線にある「いちやまマート池田店」から長松寺橋付近までの480m程度。現在必要な用地交渉が進められている状況で、その進捗により来年度から工事に入る見通し。
 まずは用地交渉も最終段階に入っている、いちやまマート付近から長松寺橋方面へ100m程度の改良に着手したい考え。拡幅とともに線形を改良し、自転車道と歩道をそれぞれ両側に設ける。自転車道の幅1・5m、歩道の幅2・5mで、全幅は現在の約8mから14m程度に広げる。県は「自転車の通行が多いため道路部分を早めに着工したい」としている。
 長松寺橋の架け替えにあたっては、上流側に仮橋を設置。その後現在地で橋の架け替えを行う。また、現道から仮橋へのルートを確保するため、橋東側の「長松寺橋東詰」交差点の改良も行う。仮橋はL98m、W11m(片側歩道)を想定。H形鋼の上に覆工板をのせる一般的なものを考えているという。
 新橋は右折レーンを含め3車線。各3mずつ車道をとり、両側に自転車道と歩道を設ける。3径間の鋼鈑桁橋で、L92m、W17m。防護柵にはH1・8mのガードパイプを使う。設計は長大が担当。場所打ち杭基礎を考えているが、詳細な数量については現在設計中のため未定だ。
 同事務所によると、13年度に着工できそうなのは、いちやまマート付近の道路改良のみ。その他については用地交渉の進捗から、14年度以降になるという。