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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/01/18

【群馬】21日にプロポ公告−多機能型住居の整備事業者公募

 高崎市は、連雀町・田町にある市営の中央駐車場スペースで計画している多機能型住居整備事業について、事業者を公募型プロポーザル方式で選定する方針を明らかにした。18日の市議会建設水道常任委員会に報告したもので、21日に募集公告する。民間資本をフル活用し、中心市街地に多機能を有した複合ビルを建設することで、にぎわいを創出することを目的としている。今後、3月中旬にも事業提案書の審査を行い、同月下旬に審査結果を通知、4月に基本協定を締結する予定だ。

 プロポーザルの参加資格は高崎市内の単独企業・法人、もしくは複数の民間企業・法人により構成されるグループであること。グループの場合、代表企業・法人が高崎市内に拠点を持つ必要がある。
 計画地は、連雀町40−1と、田町71−1および2にまたがり、敷地面積は2748・87u。現在は、市営駐車場として使用されているスペース。
 さまざまな人が老若男女を超えて集い、交流ができる複合施設を、民間資本をフル活用し民間の発想や創意工夫をもって整備することで、中心市街地のにぎわいを創出させる。
 市が中心市街地で抱える行政課題には◇居住人口の増加◇社会福祉など不足する機能の充足◇元気な高齢者が寝たきりなどにならないよう社会とのつながりを保てる場の創出◇学生や外国人講師らへの住まい提供◇若者世代と高齢者世代が見守り、働く人のニーズに合わせた子ども預かり支援の実現◇地域コミュニティづくり−などが挙がっている。事業者に対しては、これらの行政課題に対する事業計画や資金計画、施設の維持管理、運営計画などの事業提案を求める。
 市のイメージでは、地上11階建て、延べ床面積8700u規模の施設を建設し◇長寿センター◇子ども預かり施設◇多世代交流施設◇特別養護老人ホーム◇小規模多機能型居宅介護施設◇サービス付高齢者向け住宅◇学生向け住宅◇外国人研究者・技術者向け住宅◇中高年向け住宅−などの機能が盛り込まれることを想定。市は盛り込まれた施設機能の一部を借り上げる方針も示している。
 今後、21日に公募型プロポーザルの募集公告を行う。21日から2月15日までの間、募集要項や応募書式の配布を行うとともに、参加表明を受け付ける。事業提案書は3月1日まで受け付け、同月中旬に提案に関するヒアリングや審査を実施する。審査結果は3月下旬に事業者へ通知され、4月に基本協定の締結を予定する。