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建通新聞社四国
2013/01/22

【徳島】石井警察署 13年度に耐震補強設計着手

徳島県警察本部は、防災拠点等となる施設の耐震化で「石井警察署本館」の耐震補強を2015年度までに計画しており、順調なら13年度に設計へ着手する。また、このほかに耐震化などの対策が必要とされた「徳島東警察署」「吉野川警察署」「阿波警察署」「美馬警察署」「つるぎ警察署」の各本館について、各署の今後の在り方検討などを進めてきたが、引き続き徳島東署の在り方検討を進める一方、阿波署を吉野川署に、つるぎ署を美馬署に14年4月までに統合再編する方向で関係機関との調整に入った。これらについても13年度には整備に向けた何らかの方向性を決める見通しだ。
 石井署本館は、07年度に策定した県有施設の耐震化計画で15年度までに耐震化を図るとした最後の施設とされ、整備が急がれている。既設規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ1185平方b。予算化が順調なら13年度に設計、14〜15年度で工事が見込まれている。
 一方で徳島東署本館など5施設については、施設の耐震化以外に警察機能面も含め一体的な在り方の検討が求められていたが、徳島東署については、本部長の私的諮問機関として整備の在り方を検討する有識者会議で13年7月ごろをめどに方向性(提言)を打ち出すべく検討が進められているほか、阿波署が編入する吉野川署とつるぎ署が編入する美馬署については、両施設とも老朽化が著しいものの、当面は現庁舎のまま14年4月に統廃合(免許更新の窓口など一部の警察機能は残す方針)し、その後必要な耐震補強や増改築などの対策を講じることにしている。