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建通新聞社四国
2013/01/25

【高知】県立大・高知短大 13年度にグランド棟建築

高知県文化生活部私学・大学支援課は、高知県立大学・高知短期大学の永国寺キャンパス整備のうち、2013年度はグランド棟の建築工事に着手する。13年度当初予算見積もりでは、14年度までの債務負担行為として34億6204万円を要望。建築主体は12月議会の承認案件を目指し、発注準備を進める方針だ。
 昭和・上田設計共同企業体(JV)が担当した基本設計によれば、グランド棟の想定規模は、鉄筋コンクリート造6階建て延べ約1万4千平方b。教育研究や本部事務といった主要な機能を集約させ、研究や学習の機能連携を図る。
 県が基本計画で示されていた案と比較すると、7階建てを6階建てに変更したほか、グランド棟に配置を計画していた図書室と15年度からの2期工事分で新築する北敷地A棟に配置を計画していた講義演習室、大学院研究室、会議室などを入れ替え、より効率的な講義、研究ができるようにしている。グランド棟については、すでに同JVで引き続き実施設計に着手しており、規模や配置の詳細についてまとめる。
 14年度末完成を目指す1期工事では、ほかに南舎の耐震改修を行う。規模は鉄筋コンクリート造4階建て延べ3135平方b、14年8月ごろから工事着手する予定。配置する施設は、講義演習室、LL教室、工科大地域連携機構、県立大地域教育センター、永国寺地域連携センターなど。グランド棟の完成と合わせ、15年4月から社会科学系学部を開設する。
 15年度からは、2期工事として、北敷地内にある体育館と図書館を除く既存施設を解体した後、図書館のあるA棟(同造3階建て延べ2085平方bを想定)の新築、食堂・売店・部室、学生室、体育館などのB棟(同造一部鉄骨造3階建て延べ3058平方b想定)の新築、部室などのC棟(鉄筋コンクリート造4階建て延べ1007平方b)の改修を進める。完成は16年7月ごろを予定しており、その後、南敷地の学生会館と北敷地の体育館を16年度中に解体する。基本設計は同JVにより2月下旬まで、引き続き実施設計を9月下旬まで進める。