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建通新聞社
2013/01/28

【大阪】京阪本線(寝屋川市・枚方市)連立 2月8日の府都計審に 13年度事業認可目指す

 大阪府は、京阪電鉄京阪本線(寝屋川市・枚方市)の連続立体交差事業と関連の都市計画道路変更などを2月8日開催の府都市計画審議会に諮る。承認されれば、今春に都市計画の変更決定を告示。2013年度中に国の事業認可を得て、用地買収に向けた測量などに着手する考えだ。
 事業延長約5・5`で、枚方市域約3・4`、寝屋川市域約2・1`。区間内の対象駅は香里園駅、光善寺駅、枚方公園駅。踏切除却は21カ所。旧国道170号と国道1号との交差部は、高架より高い「高高架区間」。香里園駅は橋上駅となる。
 高架は、仮線方式と別線方式を条件に合わせて採用。「仮線方式」は、香里園駅周辺などで導入。高架橋の用地を確保し、高架橋を施工後、現在線の計画線に切り替える「別線方式」は、光善寺駅〜枚方公園駅間などで採用。対象3駅の駅前広場整備や駅舎のリニューアルを併せて実施する。高架の構造は、鉄筋コンクリートラーメン高架橋、PC桁橋、鋼桁橋。駅ホームの形式は、香里園駅が島式、光善寺駅と枚方公園駅が相対式。
 関連都市計画道路の変更は、枚方八尾線(枚方市・寝屋川市)、木屋郡線(寝屋川市)、木屋田井線(寝屋川市)。枚方中継ポンプ場を含む寝屋川北部流域下水道の変更も併せて行う。
 順調に進めば、19年度に着工。28年度の完成を目指す。
 事前評価時点の概算事業費は全体で約900億円。調査費22億円、工事費678億円で、他に着工準備事業費として4億円を見込む。工事費の内訳は、▽高架351億円▽軌道・電気192億円▽駅舎工事105億円▽側道30億円。