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建通新聞社(中部)
2013/01/29

【愛知】中部地方整備局 事務所ごとに1工事 入札見直し試行

 国土交通省中部地方整備局は、1月から試行する入札契約手続きの見直しについて、入札書と技術提案書の同時提出などの具体的な実施方法を明らかにした。試行対象は一般土木工事のC等級(分任官契約)で、事務所ごとに1工事で行う。発注形式は施工能力評価型T型。2012年度内に発注できない事務所は、13年度早期に発注する方針。
 現在のところ、三重河川国道事務所が試行工事として「波瀬川八太築堤護岸工事」を公告済み。このほか、静岡河川国道の「富士海岸蒲原小金西離岸堤工事」、飯田国道の「19号贄川視距改良工事」、静岡国道の「1号静清羽鳥地区道路建設工事」で試行する予定。
 見直しの内容としては、入札書と技術提案書の同時提出▽予定価格作成時期の後ろ倒し▽技術提案書での業者名のマスキングの徹底▽総合評価方式での積算業務と技術審査・評価業務の分離−などがある。
 今回の入札手続きの見直しは、2012年に四国地方整備局で発覚した直轄工事での官製談合を受けて、再発防止対策として行う。12年度末〜13年度当初の試行を基に、手続きに必要な日数など、運用上の課題を抽出する。

提供:建通新聞社