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建通新聞社(中部)
2013/01/31

【愛知】豊川市 リサイクルC基本構想を作成開始

 豊川市は、「緑のリサイクルセンター」(仮称)の基本構想の作成を中日本建設コンサルタント豊橋事務所(豊橋市)に委託した。施設規模や処理能力などを検討し、3月末までにまとめる。順調なら2014年度に実施設計、15年度に工事を発注する。建設予定地が長草町であることも明かした。
 緑のリサイクルセンターは、市内全域で出る缶や瓶、不燃ごみ、古紙などを集め、種類や大きさ、色などでさらに細かく分類するための施設。分類したごみは資源としてリサイクル業者に売却する。千両町にある既設のリサイクルセンターが老朽化していることから、新設を計画した。
 新設するリサイクルセンターには、缶や瓶を分類する資源選別施設、不燃ごみ選別施設、古紙を一時保管するストックヤードのほか、剪定(せんてい)枝や草を肥料にする堆肥化施設を整備する計画。
 市が想定する選別量は、缶が約500d、瓶が約1300d、古紙が約800d、草・枝が約4000d。不燃ごみは季節によって量に変動があるため、年間ではなく1日当たりで約6dを想定している。選別量から逆算すると、総事業費は10億円前後になる見通し。
 建設予定地が長草町であることを明らかにしたものの、詳細な場所は未だ非公表。現在用地交渉を進めているもようだ。敷地面積は1万5000平方b以上を確保する。
 今後は用地交渉を継続し、13年度にボーリング調査を行う予定。順調なら16年度に供用開始となる。
 千両町のリサイクルセンターは、新センターの供用開始後に廃止する方針。跡地の利用方法は決まっていない。

提供:建通新聞社