トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2013/02/07

【群馬】小中学校空調へ9.7億−太田市新年度予算案

 太田市(清水聖義市長)は、2013年度当初予算案を発表した。普通建設事業費は、前年度から2・1%減額となる81億838万4000円とした。そのうち補助事業は38億4773万6000円で、前年度から63・4%増やしたが、単独事業は42億6064万8000円で28・1%減となった。主な新規事業として小中学校空調設備設置事業へ9億7774万5000円を計上したほか、毛里田小学校校舎増築事業(2億2220万円)などを計画している。継続事業では、沢野小学校校舎等増築事業に10億733万1000円を配分。そのほか(仮称)鳥之郷南市営住宅事業(4億8963万9000円)などを予定している。小中学校空調設備設置事業について清水市長は「来年度で耐震化も一段落するため、次のステップに移りたい」と話した。

 来年度予算案でとりわけ目立つのは新規事業である小中学校空調設備設置事業で、9億7774万5000円を計上。小中学校の普通教室を対象にエアコンを新設する。また、毛里田小学校の増築事業には2億2220万円を計上しており、生徒数増加に対応するため来年度に校舎1棟を増築するほか、老朽化した中央小学校の給食室の建て替え事業に1億2825万円を確保する。そのほかの新規事業としては、新田庁舎保全改修事業(1億円)や運動公園陸上競技場改修事業(5890万円)や、運動公園サッカー・ラグビー場観覧席等整備事業(3000万円)などを計画している。
 継続事業では、沢野小学校校舎等増改築事業に10億733万1000円を計上した。来年度は給食室とプールが一体となった複合施設の建設を計画しており、2014年4月の新校舎供用開始を目指している。(仮称)鳥之郷南市営住宅団地には4億8963万9000円を試算しており、来年度から建設工事に着手する。新市民会館建設事業には1億2842万3000円を確保しており、14年度内の完成を目指し事業を進めていく。
 そのほかの継続事業としては、(仮称)市保健センター整備事業(6億5686万6000円)や消防救急無線デジタル化事業(3億5000万円)、(仮称)沢野分署建設事業(1億9896万6000円)、尾島庁舎等施設改修事業(1億円)、(仮称)中島知久平記念地域交流センタ−整備事業(7800万円)などが盛り込まれた。
 土木関係では、新規事業として東矢島南北線を対象とした都市計画道路整備事業(5500万円)や農業体質強化基盤整備促進事業(6800万円)をあげており、継続事業としては、都市計画道路(1級50号線・西部幹線他)整備事業に1億6200万円、北関東自動車道側道整備事業に1億1517万9000円などを計上した。
 また、来年度から新たに、太陽光発電事業特別会計予算を創設し、当初予算案として1億4603万7000円を計上した。
 なお、一般会計予算の総額は、740億円としており、対前年度比で1・5%減らした。