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建通新聞社
2013/02/18

【兵庫】兵庫県の13年度当初予算案 総額3兆2377億 メガソーラープロジェクトに73億

兵庫県は、総額3兆2377億円の2013年度当初予算案を公表した。12年度当初予算に比べ2・2%増。一般会計は同2・9%減の1兆9581億円となった。投資的経費は1807億円を計上。前年度と比べて9・5%減となるが、12年度12月補正と2月補正を合わせた16カ月分予算では2450億円を確保した。
 南海トラフ巨大地震などへの対策では、津波インフラ整備に22億7400万円を投入し、福良港(南あわじ市)の防潮堤未整備区間整備、尼崎西宮芦屋港(西宮市)の洗戎川排水機場耐震化などを実施する。学校施設の耐震化には59億2336万円を充て、県立学校26校(継続20校、新規着工予定6校)の耐震化を促進するほか、市立学校の耐震化に対し補助を行う。
 山地防災・土砂災害対策では、5カ年計画の最終年次として111億0100万円を投入し、治山ダムや砂防えん堤を重点整備する。地域医療体制の確保では神戸大学が設置する地域医療活性化センター(仮称)の整備支援補助として7億7100万円を計上。県立こども病院の移転整備に33億9110万円を充て、15年度の共用開始を目指し基本・実施設計を進め、工事着手する。
 交通安全対策の推進では、通学路などの安全対策に65億4600万円を投入し、通学路を中心に歩道整備や路肩カラー舗装などを行う。
 エネルギー対策の推進では、企業庁メガソーラープロジェクトに73億6441万円を充て、神谷ダムや播磨科学公園都市などに大型太陽光発電施設を整備する。
 くらしと交流を支える道路整備では、豊岡南インターチェンジ(IC)以北の早期事業化に向け、豊岡北IC〜県道戸島玄武洞豊岡線の一体的整備に向けた調査に1000万円を計上した。