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建通新聞社
2013/02/21

【大阪】大阪市 投資的経費実質2・2%増 13年度当初予算

大阪市は、総額3兆7724億9300万円の2013年度当初予算案を発表した。12年度当初予算は抜本改革に向けた暫定的な予算だったため、実質的な12年度予算となった「当初+7月補正」で比べると、総額で1・6%減。一般会計は1兆6700億円で0・3%増。特別会計は2兆1025億円で3・0%減。投資的経費は2774億円で3・1%減だが、国の経済対策に伴い3月補正予算案で151億円を前倒し計上しているため、実質は2・2%増となる。大阪都市魅力創造戦略実現に向けた事業費のほか、認可保育所などの整備、西成特区構想具体化などを盛り込んだ。
 都市魅力創造戦略では、重点エリア5地区で予算化。大阪城エリア観光拠点化に2億2100万円、中之島ミュージアム構想では、新美術館整備事業に1400万円、コンサートホール検討調査に200万円。天王寺動植物公園魅力向上事業には2億1800万円、御堂筋フェスティバルモール化では、御堂筋活性化に向けた検証などで5300万円、建築ミュージアム事業に2500万円を充てる。築港クルーズ客船母港化構想では、天保山客船ターミナルの事業化調査に700万円を計上した。また、統合型リゾート(IR)候補地検討調査に300万円、うめきた2期区域の開発に関する検討調査に2600万円を充てる。
 水と光のまちづくりでは、橋梁整備や道頓堀川・東横堀川の施設整備・改良計画策定に計2700万円を計上している。
 認可保育所整備には30億2600万円を投入、待機児童解消に向け取り組む。近現代史を学ぶ施設整備では基本構想費800万円を計上。西成特区関連では、あいりん総合センターなどの在り方を検討する構想調査に1500万円を計上した。