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建通新聞社(神奈川)
2013/02/25

【神奈川】川崎市 千鳥町7号岸壁を耐震化

川崎市は、臨海部の震災対策として、老朽化した千鳥町7号岸壁を耐震化する。3月補正予算案に土質調査費3000万円、2013年度当初予算案に港湾施設の改修事業費として4億6691万2000円を計上した。
 千鳥町7号耐震岸壁は桟橋形式で、水深10b、幅員180b。
 国の補正予算の成立後、3月末までに土質調査を委託し、ボーリングを実施。その結果を基に13年度、詳細設計を別途委託する。
 7号岸壁には海面の昇降データを観測する検潮所が近接しており、耐震化工事にはこの施設の移設が必要。このため設計の中で検潮所の移設場所や、岸壁の耐震工法、工期などについて検討する。検潮所の移設が完了した後、早ければ14年度にも岸壁の耐震化工事に着手する。
 川崎港にある耐震強化岸壁は、東扇島の9号岸壁と31号岸壁の2カ所。災害時は基幹的広域防災拠点の東扇島東公園からの緊急物資の輸送を想定している。今回7号岸壁を耐震化することで、緊急物資の受け入れ岸壁を増設する。