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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/02/28

【群馬】統合中は設計着手−甘楽町予算案

 甘楽町(茂原荘一町長)は27日、2013年度予算案を内示した。一般会計における普通建設事業費は、国の大型補正予算関連を前倒し実施する影響のため、前年度から57・2%減となる2億8469万4000円が計上された。ただ町によると、3月補正予算案に前倒し計上する額を加えた実質普通建設事業費は、前年を上回る規模になるという。当初予算案には、新規統合中学校建設事業における基本・実施設計費を盛り込んだほか、各小学校図書室エアコン設置工事費や各小学校洋式化工事費などを計上するなど、教育環境の充実に努めるものとなっている。一般会計総額は46億3000万円とし、前年度から8・9%減だが、前倒し分を含めればやはり前年度を大きく上回る伸びとなる。

 町の目玉事業となる新規統合中学校建設には8500万円を計上。校舎をはじめ、体育館や給食センター、付属建物の基本・実施設計に着手する。設計業者の選定方法については、庁内で最終的な詰めの手続きを行っている段階だが、昨年12月に編成した補正予算に設計謝礼金を計上しており、プロポーザル方式やコンペ方式などの手法の採用が見込まれる。できるだけ早期に設計者を選定し、設計者や有識者らで組織する検討委員会を立ち上げて、細部を検討していく方針だ。
 統合中学校は、白倉地内の町立かんら保育園北側の約4万3000uに建設する計画。第一中と第二中を統合し、町立中学校を1校に集約するもので、16年4月の開校を予定する。13年度に基本・実施設計に着手し、14・15年度の2カ年で建設工事を進めていくこととなりそうだ。12〜14年度の3カ年を期間とした「甘楽町第5次総合計画−KANRAプラン輝き−」の実施計画には、14年度事業費として20億円が想定されている。
 新規で取り組む福島白倉地区都市再生整備事業には1071万3000円を措置した。同事業は、448haを対象に17年度までの5カ年計画で防災施設整備や通学路の安全対策などを総合的に実施し、安全で安心して暮らすことのできるまちの実現を目指すもの。事業初年度となる13年度は防災交流センターの設計に着手する。防災交流センターは、RC造平屋建て、延べ床面積800u規模の高次都市施設となることを想定している。平時は地域の高齢者と子どもたちが地産地消による給食などを通じて交流できる場を創出し、つながりを強めることで地域全体で子どもを守る環境づくりを進めていく。建物全体を震度7に耐える構造で建設し、災害時には自給自立ができる設備を設け、防災拠点としての機能を持たせる。
 このほか、市街地整備総合交付金事業として、松浦家建物庭園調査設計業務委託や森林セラピー関連業務委託、スマートインターチェンジ調査委託費などを見込んだ。また、社会資本整備総合交付金事業では、町道天神北金井1号線整備に向けた設計・土地購入費などを盛り込んでいる。