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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/03/01

【群馬】県らがLED道路照明を本格運用

 県と前橋市、国土交通省高崎河川国道事務所は2月28日、東和銀行本店前広場で群馬県LED道路照明本格運用記念式典を開催した。当日は、群馬県の大澤正明知事、前橋市の山本龍市長、関東地方整備局の森北佳昭局長ら多数の来賓が訪れ式典に華を添えた。
 開会にあたって、主催者挨拶として大澤知事は「この度の実証実験は、国土交通省、前橋市、群馬県の3者が連携し、県都前橋の中心部で全国的にも例を見ない広範囲に渡っての実施となった。3カ月間に渡って、光の明るさや広がり、消費電力量などを測定してきた結果、期待以上の大きな成果を上げることができ、この度の本格運用にいたったものであり、まことに喜ばしく感じている。社会インフラの維持コストの抑制は、国、地方を通じた大きな課題となっている。道路照明についても交換サイクルや消費電力を改善することにより、大きな抑制効果を生み出せると期待している」と話し、続いて山本市長は「国土交通省、群馬県からお話をいただき省エネルギーや環境付加の低減への関心を深めるとともに、国道、県道、市道問わず、本市の中心市街地の町並みの調和を図るため国県市の協同により実験が行われた。本実験にあたり、ヤマダ電機様に130基を超えるLED照明の無償提供をいただき、速やかに実験を実施することができたことを心から敬意と感謝を申し上げます」と述べ、森北局長は「私どもは群馬県、前橋市と協同して前橋市内で実証実験を繰り返し、必要な明るさが確保され、消費電力の削減によるLED照明による省エネルギー性が確認できた。ここで得られた知見を各地に紹介させていただくとともに先導的なまちづくりに今後も積極的にお手伝いさせていただきたい」と話した。
 続いて、大澤知事と山本市長からヤマダ電機の山田昇代表取締役会長へそれぞれ感謝状が贈呈された。実験協力者挨拶として山田会長が登壇し「国、県、市の協同事業に弊社が選定を受けたことに大きな意義を感じている。この実験を機に地域社会において環境意識が向上され、環境立国日本に産学官連携のもと役に立つべく努力していく」と述べた。その後に行われた点灯セレモニーでは、大澤知事、山本市長、森北局長、山田会長にならび、群馬県警からは嶋崎郁本部長が、勤上光電有限公司から李旭亮董事長が参加し、地元小学生ら30人も加わって盛大に点灯セレモニーを行った。