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建通新聞社
2013/03/01

【大阪】東急不が日生球場跡に商業施設開発へ 日生と事業用定借合意

 日本生命保険(大阪市中央区今橋3ノ5ノ12)と東急不動産(東京都渋谷区道玄坂1ノ21ノ2)は、1997年に閉鎖した日本生命球場(大阪市中央区)の跡地活用で、事業用定期借地権の設定に合意したと発表した。2月28日までに契約を結んでおり、東急不動産は同跡地に商業施設を開発する計画。現地では埋蔵文化財調査に入っており、その状況を見ながら工事に着手する。設計者や施工者は今後決める。
 商業施設は、関連会社の東急スポーツオアシスが核テナントとなるほか、スポーツや健康をテーマとしたテナント、モール型の回遊性のあるショッピングセンターなどの誘致を検討する。また、球場として地域に愛されてきた記憶を継承するような開発を目指す考え。
 規模など詳細は未定。敷地内は第2種住居地域も含まれるため、1万平方bを超えない規模になる見通し。
 建設地は大阪市中央区森ノ宮中央2ノ1ノ2他の敷地約3万3000平方b。開業は2015年を予定している。
 日生球場は1950年6月に竣工。アマチュア野球を中心に、プロ野球・近鉄バファローズの準フランチャイズ球場として使われ、97年12月に閉鎖した。