トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(神奈川)
2013/03/04

【神奈川】横浜市 神戸雨水幹線を13年度に新規事業化

印刷 スクラップブックへ保存する
横浜市 神戸雨水幹線を13年度に新規事業化
2013/3/4 神奈川版 掲載記事より


横浜市環境創造局は、2013年度の新規事業として神戸(ごうど)雨水幹線整備に着手する。現在、エイト日本技術開発(横浜市中区)で実施設計の見直し作業を進めており、工法など詳細を決定し13年度中に工事を発注する。
 時間降雨量60_の雨に対応する。
 対象流域は神戸町周辺の低地区。同地区の雨水は、帷子川右岸幹線を流下して排水されており、これを補完する新設管として神戸雨水幹線を敷設、現在建設中の星川雨水調整池(第二)に雨水を流下する=図=。
 当初計画では計画流域を約24・9fの範囲とし、延長約600bの管渠を敷設する計画だった。しかし、ルート上の道路幅員が狭く、開削工法を取った場合は作業ヤードの確保が難しい。一方、推進またはシールド工法で施工する場合は、立坑の設置可能な場所が限られるため、起点を300b程度延長することになる。幹線の勾配の見直しと、延長区間の新たな流域枝線計画の検討が必要だ。これらの条件を整理し、最適な工法と工事スケジュールを決定する。
 星川雨水調整池の上部は(仮称)星川中央公園として再整備し、15年春に供用する計画。供用後に神戸雨水幹線と調整池を地中で接合する工法も検討課題の一つで、難工事が予想される。
 星川雨水調整池の所在地は保土ケ谷区星川2ノ450ノ10。