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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/03/04

【群馬】吉岡町、新年度普建費は74%増の4・4億円

 吉岡町(石関昭町長)は4日、3月定例議会に上程した2013年度一般会計当初予算案を公表した。それによると、普通建設事業費は12年度と比較し74・1%増の4億4515万3000円とした。主な事業では、吉岡中学校南校舎防音改造および復温除湿設備設置事業へ1億5012万4000円、道路新設改良事業へ4365万1000円、八幡山グラウンド拡張事業で基本設計費などに900万円、南下城山防災公園事業は用地費1億3000万円などを配分した。

 当初予算案だけでなく、同時に発表された3月補正予算案でも建設事業が並んだ。まず当初予算案の吉岡中南校舎改造は、相馬ヶ原自衛隊ヘリコプターの飛行経路であるため学習面の影響を考慮し、防音工事が済んでいない南校舎の建具(サッシ)を防音建具に改修する。あわせて空調設備の更新工事も実施。設置工事費1億4760万9000円、監理業務委託費252万円を充当した。
 八幡山グラウンド拡張事業は、13年度に基本設計、用地測量、実施設計、用地買収を予定。それに関わる委託費900万円を計上している。南下地内にあるサッカー・野球場を行う多目的グラウンド1・5haを周辺に用地を求めながら約1・2haの拡張する。南西の駐車場や畑へ広げ、南側にある古墳公園と一体的な施設を検討する。
 町道新設改良事業は、三宮・駒寄線、下蟹沢1号線、中子6号線の道路改良工事と猪子土手水路設計調査業務委託へ割り振る。南下城山防災公園事業は畑1・42ha、山林0・37haの用地買収費となる。
 それらにより、13年度一般会計予算の総額は58億8500万円とし、前年度比5・6%増とした。
 3月補正予算も可決されれば来年度へ繰り越す方向。本宿団地屋上防水・外壁改修工事費6000万円、吉岡中北校舎エレベーター設置工事費4501万4000円、橋梁点検業務委託費1800万円などを措置。町営本宿団地では、長寿命化と住環境向上を図るため、屋上と外壁の断熱・防水工事に取り組む。
 吉岡中北校舎へのエレベーター設置工事は、本年度に設計を作成済み。エレベーターの設置階数は1〜3階まで。玄関脇に設置し障害や怪我を有する生徒などに配慮する。
 橋梁点検業務は長寿命化修繕計画の策定に向けたもの。町管理の橋長15m以上、またはL10m以上で架設から30年以上を経過した橋梁計45橋を対象とする。修繕費用の削減、架け替えや修繕時期の平準化を図る。
 3月補正全体では2393万9000円を減額し、12年度一般会計総額は60億6701万9000円となった。