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建通新聞社(中部)
2013/03/05

【愛知】中部地方整備局 工事581件盛り込む発注予定

 国土交通省中部地方整備局は、2012年度補正予算の成立に伴い工事581件と建設コンサルタントなど業務193件を盛り込んだ発注見通しを4日に公表した。工事の発注方式はいずれも一般競争入札。WTO対象案件はない。発注規模3億円以上の工事は、名古屋第二環状線の「飛島大橋左岸小川地区高架橋下部工事」など19件となっている。
 工事の発注時期別の件数は、2012年度第4四半期発注分として165件、13年度第1四半期に371件、第2四半期に44件、第3四半期に1件を予定。補正予算が成立した2月26日以降、すでに120件を超える案件を公告している。
 主な工事では、名古屋第二環状線西南部・南部2.区間の建設で、本格着手に伴い、飛島大橋左岸小川地区高架橋下部工事▽小川2高架橋下部工事▽梅之郷北高架橋南下部工事−など6件を盛り込んだ。発注時期はいずれも12年度第4四半期。
 東海環状線関係では、12年度第4四半期に発注する西座倉高架橋中下部工事▽下宮高架橋北下部工事▽下宮高架橋中下部工事▽瀬古高架橋北下部工事▽北方北高架橋北下部工事▽高田北高架橋南下部工事−をはじめ24件の工事を予定している。
 河川関係の大規模工事では、揖斐川の塩喰と大巻で計画している築堤護岸工事、庄内川の日比津と岩塚の河道掘削工事などを発注する。発注時期はいずれも第1四半期。
 港湾関係では、全体件数20件のうち5件が発注規模2億5000万円を超えた。主要な工事としては、名古屋港の庄内川泊地浚渫2件、清水港の新興津地区防波堤築造、三河港の航路泊地浚渫、四日市港の霞ケ浦北ふ頭地区道路工事などを予定している。
 業務は、簡易公募型プロポーザルが21件、総合評価方式が100件、簡易公募型競争入札が41件、指名競争入札が30件、随意契約が1件。
 災害対策に関しては、地整河川部が委託する「大規模土砂移動検知システム連携検討業務」をはじめ、静岡河川分布型洪水予測システム高度化業務▽沼津河川国道大規模土砂災害監視システム検討業務▽木曽三川下流部洪水予測システム検討業務▽天竜川上流大規模土砂災害システム検討業務−などを予定している。


提供:建通新聞社