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建通新聞社
2013/03/05

【大阪】大阪広域水道企業団 13年度の当初予算 11・5%の減 新規事業は河南連絡管・泉北ルートの建設など 

大阪広域水道企業団は、2013年度の当初予算を決定した。全体予算は835億2700万円。12年度当初予算に比べ11・5%の減。新規事業としては、河南連絡管・泉北ルートの建設、村野浄水場水処理実験装置設置などを計画している。
 水道事業会計は、709億9700万円で12年度当初予算に比べ7・5%の減。
 「安定供給」の新規事業は、河南連絡管・泉北ルートとこれに伴う岩室ポンプ場基本設計、磯島取水場活性炭注入棟築造、磯島取水場活性炭注入棟築造−など。また、南海トラフ巨大地震ほか影響調査検討として、地震の被害想定を踏まえた対策を検討する。継続事業では、バイパス送水管(藤井寺〜泉北)の整備、系統連絡送水管(上小阪〜枚岡、庭窪〜諸口、庭窪〜万博)、松原ポンプ場築造、千里浄水池築造、磯島取水場旧導水ポンプ改良−などを進める。
 「安全・安心で良質な水」の新規事業では、村野浄水場水処理実験装置設置で、臭素酸やマンガンなどに関する新たな水処理を検討。河南水質管理ステーションの整備で、河南地域の水質管理業務を共同処理する。
 「持続可能な事業運営」の新規事業では、河南町配水池の耐震補強を企業団が受託し、詳細設計を行う。
 一方、工業用水道事業会計の予算は、125億3000万円で12年度当初予算に比べ28・9%の減。
 「安定供給」の新規事業は、守口北守口東連絡・寝屋川配水管2−4工区、大庭浄水場除マンガン施設築造、三島浄水場水道残渣有効利用施設改良−など。継続事業では、バイパス配水管(堺市)3・4工区、八尾ポンプ場配水池耐震補強、大庭浄水場沈殿池更新−などを進める。
 「持続可能な事業運営」では、新たに三島浄水場の監視操作、庭窪・大庭・三島の各浄水場などの施設点検業務について外部委託を行う。
 「環境保全」では新たに、大庭浄水場除マンガン施設築造に伴うアスベスト除去を実施する。