トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2013/03/07

【群馬】館林市が来年度5校6棟で耐震改修工事推進

 館林市は来年度、小中学校の耐震改修事業として3校4棟で工事を実施するとともに、2校2棟の設計を作成する。3月補正予算案では小学校の施設整備工事費として2億1019万6000円、中学校の施設整備工事費として3億6980万8000円を計上、第十小学校の管理棟と特別教室棟、第一中学校の普通教室棟で工事を行う。また、当初予算案では、小学校施設整備事業設計費1765万1000円、工事費2億6822万3000円、中学校施設整備事業設計費1145万6000円を計上、第九小学校の屋内運動場と多々良中学校の校舎で耐震化および改修設計を、第七小学校の屋内運動場で改築工事を実施する。工事はいずれも来年度早期の発注を予定しており、このうち第一中学校の普通教室棟の耐震化工事と、第七小学校の屋内運動場の改築工事が議会案件となる見通し。

 3月補正予算案では、小学校施設整備工事費として2億1019万6000円を、中学校施設整備工事費に3億6980万8000円を計上しており、第10小学校の管理棟(RC造3階建て、延べ床面積1298u)と特別教室棟(RC造3階建て、延べ床面積1062u)、第一中学校の普通教室棟(RC造4階建て、延べ床面積2860u)を対象に耐震改修工事を実施する。
 第十小学校では、耐震化工事として2棟合わせて2カ所のブレース補強と、壁スリットを5カ所で実施するとともに、改修工事として全トイレの洋式化や屋上の防水シート張り替え工事、外壁モルタルにクラックなどが出ているため、その改修工事などを実施する。設計は神山設計(前橋市)が担当し、工事は1棟ごとの発注を計画している。
 第一中学校では、大規模な工事となるため、学校の校庭に平屋建て、延べ床面積約610u(7教室分)の仮設校舎の設置を予定しており、リース料として5466万3000円を計上。耐震工事では校舎の1階に8カ所、2階に4カ所、3階に2カ所のブレース補強を行い、改修工事としては、小学校と同じく、外壁の改修や屋上の防水シート張り替え、トイレの洋式化などを予定している。工事は議会案件となる見通しで、来年度早期の発注を目指していることから6月議会での上程となりそう。設計は、勝山工務所(前橋市)が担当している。
 当初予算案では、小学校施設整備工事費2億6822万3000円を配分し、第七小学校の屋内運動場(S造平屋建て、延べ床面積400u)を改築する。同施設は、老朽化に合わせて施設の狭あい化も進んだことから、規模を拡大しての改築を計画。既存施設を解体し、その跡地に新施設の建設するもので、新施設の規模は、S造平屋建て、延べ床面積800u弱程度としている。設計は高橋建築設計事務所(前橋市)が担当。工事は、解体と建設を分割しての発注を予定しており、本体工事は、設備を含めて一括しての入札となる見通しで、議会案件として上程する考え。
 設計では、第九小学校の屋内運動場(S造平屋建て、延べ床面積635u)に設計費765万1000円を、多々良中学校の校舎(RC造4階建て、延べ床面積4065u)に設計費1145万6000円を配分。来年度に耐震改修設計を行い、着工時期については、2014年度を予定している。