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建通新聞社(静岡)
2013/03/13

【静岡】管路延長700`対象に「更新マスタープラン」策定へ―県企業局 

 静岡県企業局は2013年度、「水道施設更新マスタープラン策定」として、所管する工業用水道と水道の管路を対象とした更新基本計画の策定を開始する。老朽化し更新時期を迎える管路が急増する中で、将来の水需要や適正な施設規模を検討しつつ、更新時期の平準化と費用の最小化に向けた更新計画を策定する。13年度はまず、三つの工業用水道と駿豆水道で計画策定業務を発注し、いずれも14年度末までの2カ年でまとめる。
 企業局では、▽柿田川▽富士川▽東駿河湾▽静清▽中遠▽西遠▽湖西―の7工業用水道事業と、▽駿豆▽榛南▽遠州―の3水道事業を展開している。
 いずれも1960年代から80年代前半にかけて大量の施設を建設したことから、今後、これらの施設の更新が集中することが想定されている。さらに、工業用水の主要供給先だった製紙大手企業の規模縮小による給水収益の減少、電力料金の値上げによる動力費の増加など経営環境は厳しさを増している。
 こうした中、上屋や電気・機械設備などの施設については、専門業者による法定点検などを、配水池などの構造物は年2回の総合点検などを実施し、腐食など問題のある箇所が見付かれば随時、修繕・補修を行っている。
 一方、管路については、全体延長706`のうち201`が既に法定耐用年数(40年)を経過。ポンプなどの設備を含めた全面的な更新が大きな課題となっている。
 そこで、将来の水需要に適した水の運用の在り方、適正な施設規模、更新・維持管理費用を検討し、管路の効率的な更新整備を行っていくためのマスタープランを策定することにした。
 初年度となる13年度は、富士川と東駿河湾、中遠の3工業用水道と、駿豆水道を対象に、これまで実施してきた管体調査を継続しながら、基本計画策定業務を各水道ごとに委託。14年度末までの2カ年で計画をまとめる。3工業用水道については、基本計画と並行して14年度、駿豆水道は15年度にそれぞれ実施計画を策定し、具体的な更新整備に備える。
 県が11年度末に策定した企業局改革プランでは、管路の更新について「法定耐用年数よりも長い企業局独自の耐用年数(60年)を設定。管体調査により管路の現状を評価し、優先度・緊急度を考慮して更新計画を立てる」「計画策定後も一定期間ごとに管体調査を行って計画を検証し、状況の良いものは更新時期を延伸するなどの長寿命化(80年を目標)する」「更新する場合、高機能のダクタイル鋳鉄管を使用し、さらに長寿命化(80年以上を目標)する」との方針を打ち出している。この方針も踏まえ、各水道ごとに更新計画を定める。
 残る4工業用水道と2水道についても、14年度以降、基本計画を順次策定していく。
(2013/3/13)
建通新聞社 静岡支社