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建通新聞社
2013/03/13

【大阪】大阪ガス13年度経営計画 泉北製造所第一工場LNG貯蔵設備建設など継続

大阪ガスは3月12日、2013年度の大阪ガスグループ経営計画を発表した。主な設備投資では、泉北製造所第一工場でLNG貯蔵設備の建設、導管新設として姫路・岡山ライン、三重・滋賀ラインの建設などを継続して進める計画。
 13年度は、グループ連結で1820億円の投資を計画。このうち大阪ガス個別の設備投資額は636億円。内訳は、製造設備が60億円、供給設備が519億円、業務設備が53億円、付帯事業設備が2億円。
 主な設備投資の内容としては、製造設備の整備として、泉北製造所第一工場(堺市西区)でLNG貯蔵設備(高さ60b、外径約90b、PC造、容量23万`g)の建設を進め、15年度内の完成を目指す。供給設備の整備では、導管新設として、将来の需要増に対応した供給能力の向上と、安定供給体制の確保を目的とした三重・滋賀ライン(滋賀県多賀町〜三重県四日市市、延長約60`)と、供給区域外に存在する工業用需要などへのガス供給を目的とした姫路・岡山ライン(兵庫県姫路市〜岡山市、延長約85`)の建設を継続。三重・滋賀ラインは14年1月ごろ、姫路・岡山ラインは、14年4月ごろの開通を目指す。
 また、地震・津波などの災害を想定した製造・供給設備での対策工事として、非常用電源の強化、沿岸防災ブロックの構築などを順次行う。再生可能エネルギーの確保については、電源規模600万`hの確保に向けての事業を展開。このほか、岩崎南地区(大阪市西区)で特定電気事業開始に向けた電力制御システム構築などを進める。
 大阪ガスは、供給能力の向上、安定供給体制の確保などを目指して設備投資を進める計画で、13年度から17年度の累計設備投資額は2692億円となる見通しを示している。