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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/03/16

【茨城】国道6号勿来BP 計画段階評価へ 県土木部が常任委で説明

 県土木部は、国道6号勿来バイパス(北茨城市関本〜いわき市勿来)について、国が計画段階評価に着手することを12日の定例県議会常任委員会(土木企業委員会)で説明した。本県選出である梶山弘志国土交通副大臣の発言に基づくもの。計画段階評価に入れば新規事業化への道が開けてくる。
 想定される総延長は約5q。そのうち県内区間は約2q。
 国道6号の茨城・福島県境区間は、幅員狭小、歩道狭小などの交通隘路区間。また東日本大震災では津波浸水により通行止めとなり、避難や支援に支障を来した。
 このため災害時も含め道路機能の強化が急がれており、北茨城、高萩、いわきの3市をはじめ茨城県と福島県では国に対して強くバイパス整備の早期実現を要望。
 2月21日には梶山副大臣による県内視察が行われ、副大臣は「来年度から当バイパスの計画段階評価に着手することにした。防災・減災の観点からも必要である」と発言。今後、国でも事業化の検討に先立ち、計画段階評価が進められることになった。
 この評価は、バイパスのルート案の検討や環境基礎調査などを行うもの。昨年12月に実施要領がまとめられた。これまでにも試行事例があるが本格事例はない。計画段階評価を経て、新規事業採択時評価、新規事業化へと進む見通し。