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建通新聞社(中部)
2013/03/18

【三重】県教育委員会 特別支援学整備校 くわななど

 三重県教育委員会は、2013年度の県立特別支援学校整備として、「くわな」など3校で校舎増築などに着手するほか、松阪地域の新設校整備に向けての準備を進める。くわな、杉の子、東紀州くろしおの3校については12年度に実施設計を進めている。13年度当初予算案には5億8109万円を計上、また、14年度以降の債務負担行為で、合計6億8834万円を設定した。
 くわな特別支援学校では、普通教室特別教室棟などの建築を計画。計画規模は、鉄筋コンクリート造(以下、RC造)3階建て延べ約2000平方bで運動場内の北側に建設。新校舎と既設校舎(RC造4階建て)の1階部分で、渡り廊下を東西で2カ所設置する。東側は鉄骨造平屋約80平方b、西側は鉄骨造平屋約100平方bで体育館とも接続する。所在地は、桑名市東方字尾弓田1073。設計担当は藤川設計(津市)。
 杉の子特別支援学校石薬師分校では作業実習棟ほか建築を計画。計画規模は、木造一部鉄骨造2階建て延べ約890平方b。また既設の教室棟と接続する渡り廊下を建設する。規模は鉄骨造平屋約50平方b。建設予定地は、敷地内南東角で現在ある自転車置き場を撤去してスペースを確保する。所在地は、鈴鹿市石薬師町寺東452。設計は、前野建築設計(津市)が担当。
 特別支援学校東紀州くろしお学園では、おわせ分校本館棟外壁改修を計画。くろしお学園おわせ分校本館棟外壁改修は、旧管理教室棟が対象で、外壁や軒裏の劣化が著しいため、外壁の下地補修、塗装塗り替え、建具周囲のシーリング打ち替えなどを行う。施設規模はRC造3階建て延べ2078平方b。所在地は、尾鷲市中村町4ノ58。設計は木村設計(伊勢市)が担当。
 松阪地域に設置を予定する特別支援学校については、松阪市久保町の「三重中京大学」の敷地を購入して整備することが12年度に決定した。敷地のうち約1万平方bを学校敷地として県が購入する。13年度以降、設計の着手が見込まれる。同校は、玉城わかば学園(玉城町宮古)の児童生徒の約半数が居住する松阪地域(松阪、多気、飯南)に新たに特別支援教育のセンター的機能を担う拠点として位置付けられる。
 新こども心身発達医療センター(仮称)に併設する特別支援学校は、新センターに入所する子どもの教育を保障するため特別支援学校を整備する。13年度に設計に着手する予定。建設地は、津市大里窪田町の国立病院機構三重病院敷地内。

提供:建通新聞社