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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/03/20

【茨城】県土木部 補正成立前から起工公告 工事発注を平準化

 県土木部は工事発注量が少なくなる4〜6月について、空白にならないよう補正予算成立前の今月末から、起工や入札公告の準備を進めるなどして工事発注の平準化に努める考えだ。定例県議会の予算特別委員会(19日)で神達岳志委員(自民)に小野寺誠一土木部長が答えた。
 神達委員は、15カ月予算をはじめとした大型公共投資の地域活性化へのつなげ方について質疑。スライド制度の活用や発注の平準化、計画的な公共投資について小野寺土木部長の見解を求めた。
 そのうち発注の平準化について小野寺土木部長は、「国からの交付金は例年なら5月以降。そのため4〜6月は除草工事など県単独のみ発注となり件数が少なくなる」と例年の状況を説明。
 それを踏まえ、「しかし本年度は今月末以降から発注できるよう、起工や入札公告の準備を進めている。また発注計画を随時見直すなどして空白期間ができないようにしたい」と答弁。スライド制度の活用も行いながら資機材や技術者の不足に対応し、円滑執行に努めていく考えを述べた。
 補正予算成立前の起工や入札公告については、12日の土木企業委員会でも委員らに説明。国の経済対策と工期が迫っている工事への対応となる。ただし開札、契約は議決後。