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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/03/25

【群馬】館林市で(仮称)障がい者総合支援Cを4月発注

 館林市は来年度、成島町地内に(仮称)障がい者総合支援センターを建設する。工事は、建築、電気、機械の3分離で一般競争入札により発注、そのうち建築工事のみが議会案件となる見通しで6月議会への上程が見込まれているため4月には入札執行されそう。当初予算では施設整備工事費として4億4612万円を計上している。同事業は、既存施設の2階で行っている業務である障がい児デイサービス、重度障がい者デイサービス等の機能拡充と施設の狭あい化の解消、障がい者の避難経路確保などを目的に成島町地内の養護老人ホーム跡地にS造平屋建て、延べ床面積約1250uの施設を建設するもので2011年度に設計を公募型プロポーザル方式で桂設計(東京都新宿区)に委託、13年度中の完成を目指している。

 新施設には、地域活動支援センター事業、重度心身障がい者デイサービス事業、障がい児童デイサービス事業、相談支援事業の計4機能を備える。地域活動支援センター事業では福祉作業所として1室を確保し、重度心身障がい者デイサービス事業では入浴設備や、トイレ、食堂などを整備し、障がい児童デイサービス事業では、現在は就学前児童のみを対象として事業を行っていたものを機能拡充し、就学後児童の受け入れも行うため就学前児童で1室、就学後児童で1室の計2室を設置、相談支援事業でも1室を確保する。そのほかに事務室や会議室、トイレを2カ所整備し、20kw級の太陽光パネルを屋上に計2カ所設置、40kwの能力を持たせる。外構工事としては、8台分の駐車場と園庭、農園を整備する。駐車場については利用者用に充て、職員などは付近にある駐車場を活用する。
 同事業は、市総合福祉センターで実施している重度心身障がい者等デイサービス事業、地域活動支援センターなどの事業の機能拡充と狭あい化の解消のほか、既存施設では、これらの機能が2階部分に集中しており、避難経路が十分でないことから避難経路の確保などを目的に成島町地内の養護老人ホーム跡地(A7750u)に建設するもの。2011年度に基本設計をプロポーザル方式で桂設計(東京都新宿区)に委託。本年度は実施設計を引き続き同社に委託するとともに、旧養後老人ホームの解体を実施。来年度から工事に着手し2013年度中の完成を予定している。
 工事は、建築、機械、電気の3分割での発注となり、建設工事のみを議会案件として6月議会に上程する見通しであるため建設工事の発注は4月に、機械と電気は6月以降の発注となりそう。当初予算には、同施設整備事業として工事監理業務委託に1449万円、施設整備工事費4億4612万円、備品購入費に2039万円を計上している。