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建通新聞社
2013/03/29

【大阪】大阪神ビルと新阪急ビルを建て替え

阪神電気鉄道と阪急電鉄は27日、阪神百貨店(梅田本店)が入る大阪神ビルディングと隣接する新阪急ビルを建て替える「梅田1丁目1番地計画」を発表した。容積率の最高限度が国内最大級の2000%に設定されるほか、両ビルの間にある市道の上空を活用して建物を一体化し、鉄骨一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下4階地上38階建て延べ約25万7000平方bの新ビルを建設する。2023年の完成を目指す。
 両ビルとも築50年以上が経ち、老朽化が進んでいるため、両社が検討を進めていた。建物内は、地下2階から地上9階までが百貨店ゾーン、11階から38階までがオフィスゾーンとなるほか、11階にはビジネス情報の発信や人材育成・交流の場となり、災害時に帰宅困難者の一時滞留スペースともなるカンファレンスゾーン、スカイロビー、屋上広場などを設ける。
 阪神百貨店は、現在と同規模の延べ床面積約10万平方bの11フロアで計画。建て替え中も営業を継続する。
 オフィスゾーンは、ワンフロア当たりの面積約4500平方bの大型オフィスを整備する。
 また、地下・地上・デッキの3層で歩行者動線を整備するなど、ビル周辺の公共施設の整備も合わせて行う。