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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/04/02

【茨城】県土木部の那珂大宮BP 本年度から高架橋着工へ

 県土木部は、4車線化を進める国道118号那珂大宮バイパスのうち、(仮)下大賀高架橋(那珂市下大賀)に本年度から着工予定。また、大震災で被災した静跨線橋(那珂市瓜連)は埋蔵文化財調査が完了次第、速やかに着工する方針だ。先月の定例県議会一般質問で、先崎光議員(自民)に示した。
 同バイパスは、常陸大宮市下村田地内から那珂市飯田地内まで延長約8・3qの4車線バイパス。うち下村田地内から県道日立笠間線まで約3・2qを優先区間に北側から順次整備を進めている。これまで、一級河川玉川の手前まで約1・6qの4車線化が完了。これに続く南側の約1・6qは、用地取得が9割以上完了しており、現在、玉川に架かる橋梁の工事や盛土工事を実施している。本年度から、これに続く(仮)下大賀高架橋の工事にも着手する予定で、早期供用を目指す。
 また大震災で被災したJR水郡線を跨ぐ静跨線橋は、バイパス整備に合わせて架け換えによる災害復旧を進めており、現在、用地取得を進めるとともに、埋蔵文化財調査を実施している。今後、文化財調査が完了次第、速やかに工事に着手し、14年春ごろの復旧完了を目指し工事を推進する。
 さらに残る県道日立笠間線から南側飯田地内までの約5・1q区間は、現在整備中の優先区間の進捗状況や交通量の動向を勘案し、段階的な整備区間の設定など、整備手法も検討しながら、引き続き整備に努める方針だ。