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建通新聞社(神奈川)
2013/04/11

【神奈川】座間市 新病院事業者の公募開始、病床数は240床

 座間市は、キャンプ座間チャペル・ヒル住宅地区返還跡地に誘致する、病院事業者の公募を開始した。19日に公募要領説明会を開く。5月31日まで要領を配布し、6月28日に応募を締め切る。プレゼンテーション・ヒアリングは7月上旬を予定しており、同月下旬に病院事業者を選定する。
 選定された病院事業者は県に対し、2013年度内に病床の割り当てに関する事前協議を申請。県の病床配分決定を待ち、14年度中に病院開設許可を受けて着工する。完成は15年度末、16年4月1日の開院を目指す。
 病床数は、一般病床150床以上、総病床数240床を予定し、今後、県央二次保健医療圏において新たに不足病床数が示された場合は、市が掲げる目標300床に向けて増床を検討する。
 公募条件は、診療内容として内科・外科・小児科の二次救急診療機能を持ち、救急病院としての告示を受けること。診療科目は内科、外科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科などで、総合的病院機能を有する。また、病院事業者が脳梗塞、心筋梗塞の急性期対応などの特徴のある診察機能を付加する場合は提案に盛り込む。
 施設整備は、用地約1・5fを活用し、建物や施設は病院事業者が費用負担する(用地は防衛省が13年度に粗造成)。
 また、用地は国から市が借り受け、病院事業者に転貸し、契約期間は50年。予定年間賃料について、契約時から10年間は支払いを免除する。
 新病院を建設するキャンプ座間の返還予定地では、座間市が▽新消防庁舎ゾーン(約0・5f)▽公園ゾーン(約1f)▽道路、歩道拡幅(約0・6f)の各エリア整備を計画しているほか、防衛省が陸上自衛隊家族宿舎ゾーン(約2f)整備として、13年度内に造成工事などを開始する。