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建通新聞社四国
2013/04/12

【高知】安芸高校南校舎、建築を2者JVで9月

 高知県教育委員会は、安芸高校南舎などを改築する。建築主体は2者程度のJVとし、9月ごろ一般競争入札で公告、12月議会承認案件とする予定。電気設備や機械設備は分離発注する。
 校舎改築に先行し、仮設校舎を学校敷地内に建設するため、夏休み前に発注し、移設作業を進めた後、既設校舎の解体を9月ごろ発注する予定。
 改築する校舎の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨造4階建て延べ2463平方b。1階にマルチメディアルームや会議室、2階に普通教室、3階に図書館や特別教室、4階に調理室や音楽室などを配置する予定。このほか、中舎と結ぶ鉄骨造2階建て延べ173平方bの渡り廊下も設置する。実施設計はASA設計事務所(高知市)、設備設計はシグマ設備設計室(高知市)が担当。
 解体する南舎の規模は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ1861平方b。南舎のうち1963年に建設された棟が対象となり、87年に増築された棟(同造3階建て延べ567平方b)は解体せず残す。隣接する図書館(同造2階建て延べ468平方b)は、南舎完成後の15年1月から解体する。
 13年度当初予算では、14年度までの債務負担行為として事業費6億8983万円を設定した。
 県は、このほか同校本館の耐震補強工事を13年度中に実施する予定。南舎改築との兼ね合いで発注時期の調整を進める。本館の規模は、鉄筋コンクリート造4階建て延べ3554平方b。補強工法は、鉄骨ブレースや耐震スリットなどの在来工法を採用する。13年度当初予算では工事費2億1430万円を計上した。主体設計はハウジング総合コンサルタント(高知市)、設備設計は常石設備設計室(高知市)が担当。