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建通新聞社四国
2013/04/12

【愛媛】松山外環道、26億円で推進

 松山市は、2013年度当初予算で街路幹線道路整備で実施している松山外環状道路に26億2900万円を計上し、事業推進を図る。
 13年度事業費の内訳は余戸工区に13億4429万円、来住余戸線に9101万円、余戸西工区に5億5089万円、余戸北吉田線に6億4284万円。工区ごとの13年度事業概要は次の通り。
【余戸工区】
 インター線区間の余戸工区は12年度末の進捗率が約60%。12年度に石手川橋梁上り線と中央公園高架橋上り・下り線の上部工に着手しており13年度も債務負担行為で継続する。計上した予算のうち約8億円がこれらに充てられるが残り予算で改良などを実施する。道路改良はJR線側の残り部分の延長440b×上下線、幅員は片側11・75b。国道56号の取付部手前でも300b×上下線を改良する。また、いずみ川の用水路付け替えも予定。開水路および一部暗渠で延長360b、断面は幅2500×高さ1400_。その他、中央公園線道路改良の延長部で余戸橋梁上部工を予定。市道余土14号線を跨ぐための橋で、国が整備する余戸南ランプ橋に接続するもの。橋は橋長20・5b×上下の2本で形式はポステンPC単純中空床版。インター線区間で市が担当する橋はこれが最後となる。
【来住余戸線】
 同じくインター線のJR線路〜県道松山伊予線区間となる来住余戸線は、両側の取り付けを残してほぼ改良が完了し、舗装中。舗装の一部と植栽、標識工を13年度以降で実施する他、県が担当する中川原橋付近県道部分とJR担当の線路部の進捗を待ち、進み具合によっては13年度中にJR側の取り付けを図る可能性がある。
【余戸西工区】
 空港線区間となる余戸西工区では、予算のほとんどを用地補償に充て用地を促進する。13、14年度で用地を取得し、15、16年度で道路改良を進めたい考え。用地の進み具合によっては村中川ボックスカルバート工事などへの一部着手を目指しており5000万円の工事費を確保している。
【余戸北吉田線】
 同じく空港線区間の余戸北吉田線も用地補償を推進する。進捗によっては5000万円程度の道路改良工事に取り掛かりたい意向。空港線の2工区の市担当箇所の用地進捗率は12年度末で約15%。