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建通新聞社
2013/05/02

【大阪】此花大橋耐震化 13年度工事は2件

大阪市港湾局は、2013〜14年度の2カ年で此花大橋の耐震対策を完了する方針。13年度は2件程度の工事発注を目指しており、今後、地元や阪神高速道路会社などの関係機関と調整を進め、早ければ上半期に補強工事を発注したいとしている。
 此花大橋は、舞洲(大阪市此花区北港白津1・2丁目)と北港(同北港2丁目)間の大阪湾に架かる、自碇式モノケーブルつり橋(モノケーブル3径間連続自碇式つり橋)。本橋部540b、舞洲側取り付け橋437・5b、北港取り付け橋645・5bで、総延長は1623bとなっている。
 本橋部と舞洲側取り付け橋については耐震対策を完了。09年度から北港取り付け橋の耐震化に着手し、12年度末までに全19施設(1橋台、18橋脚)のうち、9橋脚の耐震化が完了した。
 13〜14年度はP10、13〜20の9橋脚とA2の1橋台の10施設を耐震化する。耐震化は橋脚補強(コンクリート巻き立てなど)のほか、落橋防止装置や変位制限装置の取り付け、床版補強などを行う。
 本年度については、阪神高速道路会社との共有財産分のP14〜19の6橋脚の補強を先行する方向で、発注準備を進めている。
 工事ボリュームについては最終的な積算の中で固めることになるが、担当課では新労務単価への対応で積算価格の見直しを急いでいる。
 14年度の工事発注が見込まれる橋台部については既存施設の拡幅を検討する。