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建通新聞社四国
2013/05/07

【愛媛】松山駅周辺区画整理、秋から土木工

 松山市は、松山駅周辺土地区画整理の土木工を秋ごろから順次着工する方針。地権者の移転補償協議を進めており、ある程度家屋移転がまとまった地区から順次、道路工やライフラインの上下水道工を発注していく。2013年度事業費は12億円余りを計上している。
 松山駅周辺土地区画整理事業の全体面積は約16・7f、概算事業費は約289億円を見込む。全体を4区画・4期に分け、13年度からJR松山駅西側に当たる第1期エリアに着手する。初弾は第1期エリア内の北側地区(エリアの3分の1)に着手、5カ年をかけて第1期エリアの区画整理(造成)や区画道路、上下水道、公園(1767平方b)、集会所などの整備を図る。
 松山市は、12年3月にJRや市有地以外の一般地権者の宅地を対象に「仮換地指定通知」をしており、移転補償協議を進めている。順次、家屋移転などを推進し、区画整備する。区画整理が完了した地区から指定地への移設を促す。
 第1期エリア以外では、第2期エリアがJRの車両基地・操車場を含む地区(南江戸1丁目、辻町の一部)で、14年度から17年度で整備。第3期エリア(三番町8丁目、千舟町8丁目)は17〜19年度、第4期エリア(大手町2丁目)は松山駅東側広場地区で18〜20年度に整備する計画。
 区画整理事業の区画内主要街路は、松山駅北東西線(延長約170b、幅30b、4車線)、松山駅西南北線(延長約510b、幅30b、4車線)、三番町線(延長約190b、幅30b、4車線)、松山駅広東西連絡線(延長約190b、幅29b、自転車・歩行者・路面電車専用道路)。駅前広場として東口駅前広場(約1万5500平方b)、西口駅前広場(約3400平方b)。そのほか幅4・3〜14bの区画街路・特殊街路、街区公園2カ所を整備する。
 同事業は、愛媛県の鉄道連続立体交差事業との一体的な整備が図られることとなる。JRの車両基地や操車場は、松前町へ移転するため、愛媛県が周辺整備を進めており、15年度完了予定。