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　前橋市は本年度、東公園の整備や東公民館周辺道路整備に向け設計に着手する。これら２事業は東公民館の移転先周辺整備として計画しており、公民館移転新築を追いかける形で事業を促進し、将来的には公民館と公園とが一体的な都市施設となるよう整備する。東公園では実施設計の委託、東公民館周辺道路整備では測量設計に着手するため、現在は指名競争入札への手続きに向けた準備を進めているところ。東公民館移転新築へ向けてはすでに設計の作成を進めている。

　東公民館・東公園・東公民館周辺道路の整備計画は、箱田町地内を通る市道00−１３１（南部環状線）沿いの一角、南部滝川橋の東側用地へ建設を計画している。
　東公園１・０haの実施設計は、早ければ今月中にも指名競争入札で委託する見通しで、２０１３年２月末までの履行期限で作成する予定。設計には地元の意向も反映させるため、まずは公園のアウトラインを示し、地元と内容について協議を持ちながら、段階的に実施設計をまとめる。予算は２０１２年度の国の大型補正を受けて、身近な公園・緑地整備事業東公園実施設計費として７００万円を確保した。
　東公民館周辺道路整備も同様に、測量設計の委託へ向けて入札の準備を進めているところ。用地測量、路線測量、道路詳細設計を一括で委託し、ことし11月ころの業務完了を目指す。周辺道路の整備は、公民館と公園の東側を予定しており、市道00−１３１号線（南部環状線）から北Ｌ２４０ｍ・Ｗ６ｍ開設する（一部市道の南側整備区間も含む）。本年度は測量設計をメーンで進め、予算状況や地元の合意が得られれば、一部区間での用地買収着手も視野に入れている。道路整備は公園整備と歩調を合わせるが、14年度末に完成を見込む公民館の出入口周辺のみ道路整備を先行する予定。
　東公民館の移転新築は、基本・実施設計を山田工務所（前橋市）が作成中。12年11月６日の開札段階では８月中に設計が完了する見通しとなっている。委託内容は約１５００�uの公民館本体設計と外構設計などで、９月市議会へ設計内容の提示を目指している。なお、本年度の同事業予算は１億１１４８万６０００円で、債務負担行為に14年度分として３億５０００万円を設定している。