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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/05/21

【群馬】荻窪公園で開発進む 公園へ2億 道路へ1億

 前橋市は本年度、荻窪公園ふれあいゾーン東地区と荻窪公園通線の整備事業へ計4億5321万円を計上し、公園および道路整備を促進する。荻窪公園整備事業では、ゾーン東地区の建設工事へ昨年度末の補正予算で工事費2億円を確保。これに加え、本年度予算には1500万円を計上し、スポーツゾーン(約6・6ha)の測量業務に着手する。道路事業には本年度予算で2億3821万円を配分し、用地買収をはじめ、国・県道との接続部で着工する。本年度は主に国道17号(上武道路)の接続地点での道路工をメーンに進める計画だ。

 【荻窪公園整備事業・2億1500万円】
 工事費2億円を確保し、ふれあいゾーン東地区の建設工事を順次発注する見通し。また、本年度予算には1500万円を計上し、2015年度以降に整備を控えているスポーツゾーン約6・6haの測量業務に着手する。測量業務には1000万円を計上しており、今月末にも指名通知となる見通しだ。
 本年度の工事は、ゾーン東地区内の園路を3〜4分割で発注するほか、大型遊具2基の設置工、電気設備工、給排水設備工、トイレ建築工、植栽工を順次発注していく考え。
 東地区内を周遊する園路工は、基本的に透水性舗装やカラー舗装を用いて整備を行う予定。設備関連は、地区内の照明灯や水場などの工事となり、トイレ棟には男女トイレをそれぞれ1基設けるほか、多目的トイレ1基を設置する予定。遊具は複合遊具を地区内の東側に設置するほか、地区内の高低差を利用して遊べる遊具も設置する予定。植栽工は年末ころの発注を見据えて、樹種の選定や配置関係を検討している段階だが、基本的に落葉樹とし、秋には地区内が紅葉で染まるようにレイアウトを考えている。
 園路工は第1弾目が6月6日に指名競争入札で開札予定。工期は6月13日から2014年2月28日までを設定している。さらに、本年度は既存管理事務所の解体工(S造平屋建て、延べ床面積427・52u)を環境ワークス(前橋市)が7月31日までの工期で進める計画。現地を見ると地区内西側に集中して配置した管理事務所、見晴台、コンビネーション遊具が完成しているが、地区内中央と東側は未着手。本年度から園路の工事が本格化し来年度末に同ゾーンの完成を目指して進めていく。
 荻窪公園整備事業は、5つのゾーンに分けて整備を進めている。これまでに「にぎわいゾーン」と「ふれあいゾーン西地区」が完成。14年度までの事業期間で「ふれあいゾーン東地区」の整備工事を進めている段階。東地区が完成すると、残す「スポーツゾーン」と「健康の森ゾーン」の2ゾーンの整備へ向けて測量や設計などを進めることとなる。
 【荻窪公園通線(市道00−043号線)2億3821万円】
 同線は、上泉町地内を通る国道17号(上武道路)と主要地方道渋川大胡線とをつなぐL1500m・W10m(片側歩道W2・5m)の路線。本年度は工事費1億1200万円を計上し、国道側をメーンに道路拡幅工(予定L350m)や県道との接続部で着工したい考え。ただ予算が未確定なため、予定している区間で着工できるかは流動的。加えて、引き続き用地買収も促進する。
 同線の拡幅計画は国県道のアクセス道として整備し、同線北側にある荻窪公園内道の駅「あいのやまの湯」へのアクセス性を高めるため、整備を促進しているもの。
 本年度の工事は、国道から大正用水の横断部分までとなるL350m区間の現道W6m〜8mをW10m(片側歩道W2・5m)まで広げるほか、県道との接続部で改良工に着手する。