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建通新聞社(神奈川)
2013/05/22

【神奈川】神奈川県県土整備部 寒川北ICにつなげる湘南台寒川線 新規事業化 13年度は測量・地質調査 

 神奈川県県土整備部は、さがみ縦貫道路の寒川北インターチェンジ(IC)と接続し、藤沢市湘南台との連携強化を図る「湘南台寒川線」の新設を2013年度の新規事業で着手する。初年度は全線の測量と地質調査を予定。この結果を参考に、14年度以降、道路設計などに移行するとともに、用地交渉を開始する。全体完成のめどは、20年度。
 測量は、第1四半期に納期8カ月で、地質調査は、第3四半期に納期5カ月で、藤沢土木事務所から発注する予定。
 湘南台寒川線は、さがみ縦貫道路寒川北IC出入口(寒川町宮山)に通じる県道46号相模原茅ケ崎線から、藤沢市道遠藤宮原線が取り付いている(藤沢市宮原)県道45号丸子中山茅ケ崎線まで約2・3`の計画。12年度末に都市計画の手続きが完了した。道路幅員は25bで、車道は車線(片側2車線×2)、両側歩道で構成する。途中、一級河川目久尻川を渡河するため、橋梁の建設が必要となる。そのほか、町道や県道と交差する箇所も含めて平面で、トンネルなどの構造物はない。現道はなく、全てが新規の道路建設。用地は、8割程度が市街化調整区域にある。
 さがみ縦貫道路(首都圏中央連絡自動車道)は、4月14日に茅ケ崎JCT(ジャンクション)〜寒川北IC間の5・1`が開通した。今後、寒川北ICを利用する車両が地域内の生活道路に流入することが危惧される。また、現況では、寒川町北部地域と藤沢市方面を連絡する東西幹線道路がない。今回の道路は、地域の環境を保全するとともに、町の活性化を目指して計画された。