トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2013/05/28

【大阪】天保山客船ターミナル改築 PFI検討

大阪市港湾局は、天保山客船ターミナルを改築する計画で、PFI事業も視野に入れているもよう。6月にも民間手法活用に向けた調査業務を外注。調査結果を踏まえ、本年度中に事業スキームを固めたいとしている。
 当初の予定では、2013年度に基本・実施設計を外注し、14〜15年度の2カ年で改築するスケジュールを組んでいたが、民活を検討することになり、工程が1年程度ずれ込む見通し。
 現在の天保山客船ターミナルは大阪市港区築港3ノ11ノ8に位置。既存施設の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ2794平方bで、客船岸壁延長は370b(水深10b)となっている。
 改築は2期に分け実施する計画で、総事業費には24億1500万円を概算。総延べ床面積は約7800平方b、入国審査ブース30カ所を想定。16万dの乗船客に対応したターミナル施設として、出入国手続き、バケージスペース、エントランス・待合スペースなどを設ける。
 着岸部については、乗下船機能の強化として、水辺景観の整備、観光バスの乗降・待機スペースの改善などを検討。将来的には大型客船が2隻同時に着岸できるようにする。
 調査業務は予定価格200万円を超えるため、「天保山客船ターミナル建設事業化調査業務委託」として、市の契約管財局から電子入札で発注される。