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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/05/29

【群馬】事業概要を公表 対前年度31・7%増編成でスタート

 県前橋土木事務所は本年度の事業概要を公表した。それによると、本年度の当初予算は43億6000万円で、対前年度の当初予算から31・7%の増額編成でスタートした。予算内訳は国庫補助事業が31億円で、県単独事業は12億6000万円となっている。本年度の注目案件は、関越自動車道駒寄スマートインターチェンジへのアクセス道となる一般県道南新井前橋線駒寄工区L950mや上武道路へのアクセス向上に資する日輪寺工区L350mで詳細設計、用地測量調査、用地買収に着手する。駒寄工区は詳細設計をオウギ工設(前橋市)が進めており、地元への説明会を開いて了承が得られ次第、用地調査の発注と用地買収を実施する予定。日輪寺工区も同様、用地調査ののち用地買収を進める。設計は技研測量設計(前橋市)が担当している。

 本年度の主管課別予算状況を見ると、監理課は1カ所へ3300万円、道路管理課は54カ所へ15億1210万円、道路整備課は23カ所へ12億3300万円、河川課は15カ所へ3億3620万円、砂防課は12カ所へ1億3210万円、都市計画課は6カ所へ11億1400万円を配分。合計111カ所へ43億6040万円を投入する。
 主要事業として、道路事業では主要地方道藤岡大胡線は前橋市小島田町から富田町地内を通る同線を拡幅し、ローズタウン住宅団地および上武道路へのアクセス道として整備しているもので、本年度は用地買収と補償を引き続き進めるほか、L400mの改良工を予定している。2012年度末の進捗率は97%となっている。
 一般県道苗ヶ島飯土井線のバイパス整備は、ぐんまフラワーパークや赤城高原クローネンベルグなどの観光施設や上武道路をつなぐアクセス道として整備を行っている。本年度はL300mの道路改良工を発注する。12年度末の進捗率は66%。
 主要地方道前橋大間々桐生線の無電柱化は、交通量の増加を考慮して同線のL1・1q区間の両側へ電線共同溝を設置するもの。本年度は電線共同溝工事L500mを実施するほか、移設補償に取り組む。12年度末の進捗率は2%となっている。
 主要地方道渋川大胡線の小坂子交差点周辺歩道整備では、歩道整備工事L100mの発注、用地買収、補償に取り組む。12年度末の進捗率は61%。
 河川事業では寺沢川の河川改修で、本年度に築堤護岸工L180m、清水橋の架け替えや用地買収、補償に着手する。12年度末の進捗率は52%で、16年度末までの事業完了を目指している。
 砂防事業では細ヶ沢川の火山砂防事業で、本年度に渓流保全工L130mや橋梁1橋の架設工事を計画している。12年度末時点で76%の進捗状況。
 都市計画事業では都市計画道路3・3・2前橋長瀞線(主要地方道前橋玉村線)で本年度土地収用法に基づく手続きを実施し、電線共同溝や道路改良に着手する。12年度末で進捗率は66%。
 敷島公園大師線(主要地方道前橋西久保線)では用地買収や補償調査を進め、電線共同溝工事を発注する。進捗状況は79%。