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建通新聞社(神奈川)
2013/05/29

【神奈川】「第5ブロック最終処分場の排水処理施設、基本設計開始。凝集沈殿と生物処理、高度処理で一日1500立方bを処理」

 横浜市資源循環局は、南本牧ふ頭第5ブロック最終処分場の整備に伴い、排水処理施設などを新規に整備する。処理能力は一日1500立方b。内水の凝集沈殿と生物処理(脱窒)、高度処理を行い海に放流。汚泥を内水へ返送する。
 これに向け、基本設計委託先選定の入札手続きを開始した。参加資格は「設備設計(電気設備と給排水設備設計)」と「土木設計(上水道、下水道その他)」「建築設計(ポンプ場、処理場など)」の全ての登録がある市内か準市内企業。申し込み締め切りは6月3日。10日に開札する。
 第2ブロックの排水処理施設の老朽化が進んでいるため、第5ブロックの処理には新たな処理施設を建設する。
 12月までに基本設計を完了するが、実施設計や建設工事の発注時期は未定。第2ブロックの埋め立てが終わり、土地が安定化し排水が水質基準をクリアするまでは、既存の排水処理施設での処理を続ける。また、既存施設の耐用期間中は、第5ブロックの排水も受け入れることとし、受け入れ期間がどの程度になるかを見極め、新施設への切り替え時期を決める。時期が決まればそれに向けた実施設計を行い、建設工事を進める。
 処理施設の建設地は中区南本牧4、既存の処理施設と第5ブロック処分場の間の敷地5600平方b。
 第5ブロック処分場の面積は16・4f、埋め立て期間は2017〜47年の30年程度。一般廃棄物と産業廃棄物約400万立方bを埋め立てる。
 建設工事は「その26・地盤改良工」を東亜・あおみJVが、「その27・地盤改良工」を東亜・五洋・若築JVが、「その28・基礎及び本体工」を東亜・五洋・東洋JVが、「その29・床堀工」をたにもと建設が受注、17年度までに完成させる。
 処分場の設計は八千代エンジニヤリング(保土ケ谷区)。