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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/05/31

【群馬】県木連と県木協が総会を開催

 群馬県木材組合連合会(県木連・和南城純一会長)の第58回通常総会と群馬県木材協同組合(県木協・和南城純一理事長)の第52回通常総会が5月30日、前橋市の木材振興センターで開かれた。いずれも全議案を満場一致で承認した。
 県木連の総会であいさつした和南城会長は大勢の参会に感謝の意を表し「地域材の利用は健全な森林整備や循環型社会の形成につながる。また、消費税が8%に上がることが見込まれ、駆け込み需要により『ぐんまの木で家づくり支援事業』の申し込みが予想以上にある。木材を使う環境も整備されてきており、公共建築物の建設にあたっても各市町村に県産材使用の要請をしている。徐々に成果が出てきており、浸透していくと期待している」とあいさつした。
 来賓として駆けつけた県林業振興課の根岸和明課長は「皆さまには日ごろから木材産業の振興にご協力いただいている。県としても森林県から林業県への飛躍に向けて、県産材の需要拡大に努めていく」、林野庁関東森林管理局の川野康朗森林整備部長は「昨年度の大型補正と合わせて本年度も森林・林業の再生に必要な予算を確保した。局としても森林・林業の再生に向けた取り組みを推進していく」とそれぞれ祝辞を述べた。
 総会では役員補充などを審議し、藤井文男氏に代わる新理事に大熊博志氏(榛名木材組合)の就任を決めた。
 また、県木協の総会でも全議案が承認され、本年度事業計画には◇群馬県産材100%合板の利用推進◇ぐんま優良木材品質認証センター委託事業◇公共木造施設建設に対する製材など資材の供給事業◇共済事業の推進◇全国木材協同組合連合会事業◇木材利用ポイント事業−を盛り込んだ。群馬県産材100%合板の利用目標枚数には2万5000枚、ぐんま優良木材品質認証センター委託事業ではラベル販売予定枚数に7万4000枚、木材利用ポイント事業では150件の受付予定数をそれぞれ設定した。