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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/03

【群馬】本年度の地籍調査計画明らかに 藤岡市が再開へ

 国の2013年度当初予算の決定を受け、県農村整備課は県内の市町村や土地改良区が事業主体となって行う地籍調査の本年度実施計画をまとめた。本年度については高崎市や桐生市、伊勢崎市、中之条町、みなかみ町などのほか、1979年から休止中だった藤岡市が本年度から調査を再開する予定で、計11市6町3村でそれぞれ調査を進める。事業費としては3億1547万6000円を投入する。計画換算面積(実施面積)はA10・81km2で、昨年度末までの地籍調査の進捗率は33・6%となっている。

 地籍調査は土地分類調査や水調査と並び、国土調査法に基づく国土調査の1つで、主に市町村が主体となって、一筆ごとの土地の所有者や地番、地目を調査し、境界の位置と面積を測量するもの。そこから得た調査結果は、土地に関する施策の基礎資料として広範囲に利用され、境界が明確化されることによるトラブル発生の防止、土地取引の円滑化、災害時の際の迅速な復旧などの効果が図られている。
 県内では、1953年に明和町が初めて調査に着手。本年度は高崎市をはじめ、桐生市や伊勢崎市、太田市、沼田市、館林市、渋川市、富岡市、安中市、みどり市、吉岡町、神流町、中之条町、長野原町、嬬恋村、東吾妻町、昭和村、みなかみ町のほか、休止中だった藤岡市が調査を再開する予定。
 一方、2005年度から調査を実施してきた川場村は12年度をもって休止する。
 13年度の実施計画は次の通り(◇市町村名=計画換算面積、事業費)。
 ◇高崎市=2・25km2、4792万2000円
 ◇桐生市=0・20km2、1295万円
 ◇伊勢崎市=1・05km2、2979万円
 ◇太田市=0・26km2、1128万円
 ◇沼田市=0・02km2、105万円
 ◇館林市=0・39km2、818万円
 ◇渋川市=1・31km2、2142万円
 ◇藤岡市=0・19km2、1611万4000円
 ◇富岡市=0・38km2、1206万円
 ◇安中市=0・48km2、1798万円
 ◇みどり市=0・49km2、2600万円
 ◇吉岡町=0・11km2、690万円
 ◇神流町=0・39km2、2370万円
 ◇中之条町=1・06km2、3045万円
 ◇長野原町=0・52km2、999万円
 ◇嬬恋村=0・78km2、737万円
 ◇東吾妻町=0・45km2、1913万円
 ◇昭和村=0・15km2、400万円
 ◇みなかみ町=0・33km2、919万円
 なお、12年度の調査を踏まえ、本年度を含めた残面積(地籍の明確化必要残面積)は計2442・21km2で、内訳は高崎市が196・97km2、桐生市が147・65km2、伊勢崎市が64・37km2、太田市が76・14km2、沼田市が152・29km2、館林市が47・90km2、渋川市が38・95km2、藤岡市が106・33km2、富岡市が39・26km2、安中市が83・39km2、みどり市が168・21km2、吉岡町が18・67km2、神流町が90・43km2、中之条町が21・32km2、長野原町が37・88km2、嬬恋村が104・99km2、東吾妻町が105・41km2、川場村が38・38km2(昨年度をもって休止)、昭和村が39・77km2、みなかみ町が104・67km2−となっている。