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北海道建設新聞社
2013/06/12

【茨城】県議会一般質問 東楢戸台線1・4q整備

 初日の一般質問には、鈴木亮寛氏(自民)、大谷明氏(無所属)、石田進氏(自民)、鈴木将氏(自民)の4人が登壇。合併支援道路の東楢戸台線の整備状況を求めた鈴木亮寛氏に立藏義明土木部長は、みらい平から県道赤浜谷田部線まで約3qのうち約1・4qの整備を本年度に進め、2015年度の供用へつくばみらい市を支援する考えを説明。また石田氏が鹿島港の整備(津波対策)について質問し、立藏土木部長が津波防護施設を復興集中期間の2015年度内にできるだけ前倒しで整備する考えを示した。そのほか鈴木将氏が(仮)つくば警察署の整備、大谷氏が指定廃棄物の一時保管と最終処分などについて県政運営をただした。
 主な質問および答弁は次のとおり。

 鈴木亮寛議員

 【都市計画道路東楢戸台線の整備】
 立藏義明土木部長 事業区間約4qのうち、みらい平から県道赤浜谷田部線まで約3q区間の用地取得が概ね完了し、11年度から着工。前年度までに約1qの道路改良が完了し、本年度も約1・4qの整備を進める。
 また県道赤浜谷田部線から国道354号まで約1q区間は、現在、市が用地取得に務めている。その状況を踏まえ着工予定。目標の15年度供用に向け市を支援する。
 【中通川の整備】
 立藏土木部長 小貝川の合流点から豊体大橋直下流まで約6q区間は、橋梁など狭窄部が多いことから、重点整備区間に位置づけて優先整備中。用地取得は概ね完了し、工事は架け換えが必要な橋梁8橋のうち4橋の整備が完了し、河道掘削や築堤なども約5qが概成。
 前年度から谷井田大橋と中学校橋の下部工事を実施しており、さらに本年度はわらべ橋の下部工事にも着手する。
 また重点整備区間から上流区間の整備だが、円滑な事業の継続を図るため豊体大橋上流約2q区間で用地取得に向けた測量を実施したところで、本年度は用地取得に着手予定。

 大谷明議員

 【指定廃棄物の一時保管と最終処分】
 橋本昌知事 一時保管されている指定廃棄物は今後も定期的に現地検査する。一方、フレコンの劣化や自然災害で指定廃棄物が飛散・流出することも懸念される。国に引き渡すまで適正な保管が維持できるよう国に対策を要望している。
 指定廃棄物の処分先の確保は、地元の市町村や住民の理解がなければ進まない。市町村長会議で議論いただき、その中で速やかに方向性が出されることが好ましい。県も合意形成の場となる市町村長会議の円滑な開催など、国と市町村の間に立ち、相互理解の促進に向け協力していく。

 石田進議員

 【鹿島港の整備(津波対策)】
 立藏土木部長 北公共埠頭地区に昨年3月に整備した応急的な防潮堤の活用も含め、施設の設置位置や高さ、構造について検討するとともに、国と復興予算を活用して整備するための協議を行った。
 現在、整備計画案をとりまとめている。具体内容として、まず施設の設置位置は岸壁や背後の荷さばき地を一体利用する上で支障とならないよう、南公共埠頭地区と北公共埠頭地区で、それぞれ埠頭用地の外縁部へ配置する計画。また高さは、設計津波の水位に、地震による地盤沈下などを考慮した余裕高を加えた設定としている。
 津波防護施設は、復興予算を活用して復興集中期間の2015年度内にできるだけ前倒しで整備を進めたい。このため直ちに測量・設計、そして整備に着手したい。

 鈴木将議員

 【(仮)つくば警察署の整備】
 荻野徹警察本部長 警察施設再編整備の第2期計画に基づき、つくば北警察署との統合を予定。これまで再編整備の考え方や方向性について、警察署協議会や関係機関団体の各種会合の場、交番・駐在所などの警察活動を通じ、住民などへ周知してきた。今後、2つの警察署の統合再編に向け、つくば市など関係機関や住民などの意見も考慮しながら、警察活動の拠点にふさわしい機能を検討してまいりたい。